2019年の抱負

2019年の抱負

2019年はどんな年にしたいだろうか、と自分に問い続けて3日になってしまった。てへへ!

株式会社LIGに入社して2ヶ月経って思うのは、思ったよりもメディアを運営する側は(オウンドメディアだとしても)見える世界が違う。具体的に言うと、何かを常に作り出すためには、これまでとは違う筋肉が必要だということ。インプットもアウトプットも違う速度と濃さで行わなければいけないと思っている。書くととても月並みだな〜でもそうなんだよなあ。

極限を言うと、ビジネスパーソンでちょっと意識高いのと、情報を整理し伝えやすくするという職責は、あまりにも違う、というところ。その職責を負ってお仕事している人たちはやはり話してて楽しいし、プロ意識とその常識は知っているようで知らないことだらけで、新鮮だしよくわかっていなくて迷惑をかけることも多々だ。

この環境下では私は赤子同然で、なので、ある種生まれ変わるぐらいの覚悟が必要だなあと誇張でなく思っているところ。まあ、生きている限り何度でも人間は生まれ変われるし、たぶん大丈夫なはず。

ということで、また、新しく進み出すための、今年の抱負です。

1.月1冊以上、本を読む

ネット上の記事ではなく、本を月1冊は読む。本当は月に何冊も読みたいが多分達成できないので、まずは1冊。読んだらどこかに感想を書く。できればネット上。

インターネット上の記事を積極的に読むということを去年通してやってきて、非常に面白かった。しかしそれだけだと空疎なものに思えてきた。なにより自分の中で、何かを作り出すメンタリティになりづらい、消費のようなものになってきてしまった。消費じゃなくて、投資になりうる、ちょっとカロリーの高いものに取り組みたい。1冊読んだら、読破できなくても、1つは何かを持ち帰り、それをインターネット上に残したい。

2.月1つ以上何か書く

上の項目と連動するが、月1回以上、どんな状態でもいいからインターネット上に文章を出していきたい。ちなみにLIGでは月1回かならずブログを書くという命があるため、順当に行ったら達成できるはずのものだが、あえて掲げておく。

メディアのみがメディアたりうるのではなく、人こそがメディアだと私は思っている。単体でもメディアになれる人間がメディアを支えるからこそ発展していくのだと思っている。本当はそうじゃないかもしれないけど私はそう信じている。であれば、自分がメディアであるために、伝えたいと思ったものの情報発信を積極的に行っていきたい。これは影響力を持ちたい、とか目立ちたいとかっていう欲求も……まあないわけではないけれど。「個人としてのアウトプットをどうしていくか」という方針立てと運用方法の確立、そして実際に回していくこと、ということまで、この1年で模索しつつやっていきたい。

3.美術館に行く。写真を撮る。非言語分野の言語化に挑戦する。

非言語の分野、たとえばデザインであるとかアートであるとかといった分野について、私は言葉も感覚もまるでないな、ということをひしひしと思う。感覚を説明する、見ているものに対して説明を加える、ということに対して、非常に長い間サボってきたなあという印象が否めない。

これは具体的なアクションプランではないのでふわっとしている。でも、これは何がよいのか、何が大事なのか、説明できる足腰をつくるというのが、この1年の目標だ。私自身デザイン畑ではないところでずっとやってきたのだが、そろそろちゃんと評価でき、自分でもわかるというところまでやっていきたいと個人的に感じている。

本を読めばいいというわけでもないと思う。何かしら、自分でも体験し、作っていかねばならないと思う。直近の課題として、もう1年以上美術館に行っていないことと、カメラのセンスがまるでないこと、2つがある。ので、この2つの問題の解決から着手していきたい。

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新しい環境に入ったことによって、留学した頃を最近思い出している。

その時は、アメリカの山奥にいた。普段は日本語が使えなくて発狂しそうなぐらいだったので、頭の中を写した長い文章をパソコンの中だけに書きとめていた。ニコニコ動画が流行っていて、留学中にハマってしまった。鬼のように課題が毎日降ってきていて、毎日提出していた。毎日必死で、英語力が上がったかどうかはわからない。楽しく、そして何をしたらよいか正解なんてなくて、孤独で、辛かった。

冬休みは旅行をして、色々な友人宅をめぐりながら、美術館・ギャラリー巡りをしたりして、それがよくわからなかったけれど脳みそが揺さぶられるようで楽しくて、自分の中での救いになった。

今はそれと似ているのかもしれない。10年経ったけれど、色々変わらないなと思う。

新しい環境というものは、良いか悪いか、救いになるかどうかで言えば博打でしかない。一方は楽しく、もう一方で辛いことも出てくるだろう。とはいえ、自分が必要だと思ったことを、満足がいくように、がむしゃらに続けていくのが人生なのだ。たぶん何もないことを期待しても意味がないんだと思う。何かを起こしていくことでしか変われないし、安心できないし、満足できないんじゃないかと思う。何かを成したというのは気休めにこそなれ、その先の歩みを止めていい言い訳にはならない、と思う。

ということで、2019年も何かし続けていきたい。そのための抱負でした。

本年もどうぞよろしくお願いします!

サポートされたら、おいしいお菓子を買ってさらにしあわせになっちゃうな〜