DropboxのSNS考察 #マーケティングトレース1000本ノック Vol.5
どうも、若月(@wakatsubasa)です。
昨日は大好きなEvernoteに関して書きました。ら、Evernote JapanのTwitterが拾ってくれました...!おったまげ。
うれしみです。
昨日ちょっと内容多めになって書くハードルが自分の中でも上がってきた感があったのですが、当初の目的を見失わないようがんばります。
今日はサクサクっとしてます!
本日取り上げるのは、オンラインストレージサービスのDropbox。
Evernote同様に、昔から使い続けている愛着あるサービスです。DropboxのSNSおよびデジタル戦略を簡単に考察します。
Dropboxといえば
「友達に紹介すると使える容量が増える」などのグロースハックが有名ですよね。無料でつける容量に制限があることをうまく利用し、ユーザーも増やしつつ紹介者も容量が増えるというすばらしいやり方。
僕もすいぶんがんばりました。いまある容量増加の方法は以下の通り
・Dropbox スタート ガイドを完了する
・お友達、家族、同僚に Dropbox を紹介する
・Dropbox コミュニティ フォーラムに参加する
引用:https://www.dropbox.com/ja/help/space/get-more-space
昔はFacebookやTwitterと連携して投稿すると容量がもらえたような気がしましたが、いまはないんですね。
で!
こういったユーザーグロース施策をSNS上ではどのように展開しているのかなーと思って眺めてみたところ、結論から言うと特段これだ!という投稿やキャンペーンは見当たりませんでした。
というのも、Dropboxはオンラインストレージサービスから、チームの生産性効率化を促進するサービスへと変わっているからです。Dropbox Paparなどの機能がまさにそれ。
いまのDropboxのミッションは以下の通り。
Dropbox の使命は、革新的な働き方をデザインして、世界の創造的なエネルギーを解き放つことです。
引用:https://www.dropbox.com/ja/about
ゆえに、SNSでの投稿もミッションに合わせたものになっている、というわけです。ちょっと前段長くなりました、SNSの各アカウントをみていきましょう。
概要
■持っているチャネル
Twitter×3
Facebook
YouTube
Google+
Instagram
自社ブログ
自社ブログ以外、日本語アカウントは保持していません。驚いた。
広報用、Dropbox for Business用、カスタマーサポート用の3アカウントを持っています。いずれも本国アカウント。
・広報用 4,514,343フォロワー
投稿頻度 2〜3日に1件程度(1日に3件まとめて投稿して数日あくことも)
直近は音楽フェス Outside Landsの投稿が増えていますが、基本的には投稿量は少ない印象です。そんなに使っていないのかな。
投稿内容
・Outside Lands関連
・機能紹介、アプデ紹介
・事例紹介
などなど基本的に自社ブログのコンテンツを切り出しています。動画も結構使っている印象です。
・Dropbox for Business用 54,028フォロワー
投稿内容の方針としては広報用と大きくは変わらない印象で、Dropbox for Businessに関する自社ブログ記事の紹介や導入事例なんかを投稿しています。
・カスタマーサポート用 52,163フォロワー
Dropboxもコミュニティを持っています。といってもEvernoteのようなユーザーコミュニティではなく、ヘルプコミュニティです。そこで挙げられたトピックを、Twitterに切り出しています。
Facebook、YouTube
Facebook 1,371,823いいね!
投稿内容は基本的にTwitterと同様なのですが、本国の投稿、日本語での投稿、イギリスでのイベントの紹介投稿など、各国の投稿が入り混じっています。各国ごとにアカウントの使い分けは、パッと見る限りはしていないようです。。これはいろいろとやりようがありそう。
YouTube 25,252登録者
使い方や広報、ブランディング動画など、各チャネルに出している動画を一律に格納していると思われます。というか、ここの動画を各チャネルに切り出しているのか。
27,768フォロワー
他のチャネルとは打って変わって、Dropboxのデザイン・ブランドを打ち出しています。投稿内容も機能紹介は、ミッションであるCreative Energyを強く伝えるような内容となっています。
他の企業との番組も持っており、TwitterやFacebookと比べるとユニークな運用ですね。
おわりに
Dropboxは、Evernote同様に日本語の自社ブログ記事がけっこう充実しています。
が、上述してきたようにDropbox JapanのSNSアカウントがないため、これらの有益なコンテンツがあまり広がっていないのでは、という感想を持ちました。
優先順位が低いのかも知れませんが、BtoB企業のSNS戦略の重要性が特に僕の回りではよく話されているので、なんだか少しもったいないなーとも思いました。
今日の考察は少し表面的と言うか、本当に概要を見るようなカタチなので、もう少しリサーチしたらJapanの施策もたくさん見つかると思います。
領域をしぼって概要を把握する、というのが目的のnoteですが、もっと深堀するような記事も書いていきたいなぁ。
それでは。
ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。