スポーツを観る「だけ」ではなく、様々な魅力を

スポーツ観戦は、余暇活動を過ごす上の選択肢の一つだ。

基本的に週末や祝日のお休みの日にプロスポーツやトップスポーツの試合が行われ、コアなファンは毎回足を運ぶ。僕はスポーツを観ることはとても好きだがほとんどがテレビ観戦で、スタジアムや球場に足を運んでスポーツを観ることは年に2〜3回程度だ。

一見少ないように見えるが、それでも周りの「スポーツがそこそこ好き」な友達、ライトなファンと比較するとその回数は多いほうだと思っている。「誘われたら観に行く」「機会があれば観に行く」という人が多く、「暇だったら観に行く」という発言をする人は少ないように感じる。


休日の余暇活動の選択肢としてリアルなスポーツ観戦の優先順位は高いとは言えない。スポーツ好きな僕でさえ、休日に「暇だからサッカー観に行こう〜」とはならない。スタジアムまで足を運んで、安くはないチケットを買って、サッカーを観る「だけ」だと、代表戦だったりよっぽど観戦した試合じゃないとなかなか腰が上がらない。一緒に行く友達も誘いにくい。


スポーツを観る「だけ」ではなく、美味しいレストランがあって食事を楽しめたり、洋服屋さんやブランドショップがあってショッピングが楽しめたり、広場で軽スポーツが楽しめたり...。

スタジアムに行って、半日そこで楽しめるような要素がいくつもあれば、人は集まると思う。コアファン以外のライトなファンをより集客するためには、スポーツを観る「だけ」ではどうしても魅力に欠ける。


下記の記事で、岡田さんがとても夢のあることを言っている。

ドイツに見たスポーツの価値 日本、付属物の殻破れ 
夢の段階ではあるけれど、私はFC今治をいずれ、健康を保つノウハウに関心がある人たちが日本中から集まる拠点にしたいと考えている。ショッピングセンターや医療施設とドッキングした複合施設の一部としてサッカースタジアムは存在し、試合がない日でもにぎわいのある場所として稼働させたいと思っている。

FC今治だと、「健康」をテーマにスポーツ(FC今治)の試合をメインコンテンツに据えて複合的な魅力があるエリアにしたいと言っている。同様に、各地域の特色や目標をテーマに掲げ、休日を様々な角度から楽しめるようなスポーツ観戦の形を考えていけるといい。

スポーツ観戦と言いつつサッカー(Jリーグ)観戦で話を進めてしまったが、他のスポーツでも同様にスポーツ観戦を含めて様々な楽しみ方ができる環境作りができればいいなと思う。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。