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AirbnbのSNS考察 #マーケティングトレース1000本ノック Vol.2

どうも若月(@wakatsubasa)です。

はい、引き続きマーケティングトレース(≒事例調査)2本目です。

昨日からはじめたこれ、勉強用にマーケティングトレース(≒事例調査)を1日1件やっていく感じです。

・SNS施策レベルの分析
・SNSの分析
・マーケティングの分析

など粒度はその事例で異なりますが、15〜30分でざっと分析して記事化するスピード感で取り組みます。短時間でのリサーチなので分析というより事例を知ろう!という感じです。


今日はAirbnbのSNSとwebをみてみた。各国のアカウントを持っているものの、JapanのSNSは更新頻度が高くなかったので、本国アカウントにした。

英語だったこともありちょっと時間かかっちゃいました笑。


概要

■持っているSNSチャネル

・Twitter×2
・Instagram×2
・Facebook
・Medium

全体的な特徴としては、「旅」に関わるサービスがゆえ、クリエイティブの美しさが印象的だ。素材自体は各チャネルで重複しているものが多いが、その中で取捨選択していたり、チャネルに合った運用を最低限行っている。

InstagramはIGTVなどを中心にこれからさらにグロースしていくのではないだろうか。


Twitter

昨日のSpotify同様に、広報用とカスタマーサービス用とで使い分けている。

・広報用:665,770フォロワー

投稿頻度:1日1〜2件+他アカウントのRT

投稿内容

・広報リリース
・旅の一部分を切り取る(画像、動画)
・旅先(宿)の紹介
・Experienceの紹介
・Airbnb magazineの紹介

広報リリースの他、基本的に本サイトやwebコンテンツの紹介だが、旅先から届けてくれたような投稿も見られ、Twitterらしさを感じる。

旅の一部を切りとったような投稿(挨拶投稿)


旅先(宿)の紹介


・Experience(アクティビティ体験サービス)の紹介


・Airbnb magazineの紹介


・カスタマーサービス用:66,925フォロワー

投稿の特徴としては、サービスのバグや復旧情報の投稿のほか、災害時の緊急避難先の募集・提供情報を投稿している。

後者はSNSの施策というより、Airbnbならではの投稿と言える。


Instagram

こちらは面白く、広報用に加えデザイナーチームのアカウントを持っている。後者はブランディングに加えリクルートの要素も備えているように思える。

・広報用:3,261,888フォロワー

投稿頻度:1日1〜2件ほど

投稿内容の特徴

・旅先の1枚を投稿(Twitterと重複コンテンツ)
・ホスト(宿)のインスタ投稿画像を用いた投稿

ビジュアルで見せるInstagramの特徴を思い切りいかし、Twitter同様にきれいな画像を投稿している(Airbnbは全体を通して投稿クリエイティブが非常に美しい)。

UGCを用いているのも、世界中にホストがいるAirbnbならではだ。


IGTVも持ってはいるが投稿動画はまだ3件と少ない。

最新の投稿はExperienceをBGM(trap)に合わせ紹介していてめちゃくちゃかっこいい。


・デザイナーチーム:25,580フォロワー


Facebook

14,367,176いいね!(グローバルページ)

投稿頻度:3〜4日に1件程度と少ない

他のチャネルに比べると、運用の優先度がやや低いように思われる。

投稿内容

・広報リリース
・旅先(宿)の紹介
・Experienceの紹介
・Airbnb magazineの紹介

基本的にTwitterと同様で、投稿頻度を減らしただけだが、文字数制限がないぶん丁寧に紹介している。

特徴的なのは、ユーザーからのコメント(問い合わせ)に対して、非常に丁寧にコメントを返していることだ。Twitterのカスタマーサービスアカウントの要素を持っていて、こちらはFacebookならではの特徴だろう。


Medium

これは本国アカウントならではだが、Mediumのアカウントを持ち、「Airbnb Magazine」として運用している。

記事内容はフォトグラファーによる旅先紹介や、伝統芸能やカルチャーの取材・紹介記事など読み応えがあるものだ。


おわりに

旅好きの僕にとっては眺めていて楽しいアカウントだった。基本的に国内旅行が好きなのだが、ここまで美しい風景をみてしまうと少し心が動くものがある。

個人的にはIGTVの動画がとてもよかったので、今後も番組として運用していってもらいたいなぁと思います笑。


ちなみに、サービス開始から10周年らしいです。おめでとうございます。


ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。