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freeeのデジタルマーケティング考察 #マーケティングトレース1000本ノック Vol.8

こんばんは、若月(@wakatsubasa)です。

寝落ちから復活、深夜に書いています笑。


今日はクラウド会計ソフト、人事労務ソフトなどを展開しているfreeeのデジタルマーケティングについて見てみます。


BtoBのサービスで利用料をとるのが基本的なビジネスモデルだと思いますが、freeeのようなERPサービスは一度導入したら乗り換えのコストが非常に高いサービスです。

導入までの検討期間が長いビジネスモデルゆえ、その間のアプローチが重要になります。オウンドメディアで優良なコンテンツを配信し問い合わせを得るインバウンドマーケティングが有効な施策のひとつで、freeeもその良い事例なのではないでしょうか。


概要

持っているデジタルチャネル

オウンドメディア
YouTube
Facebook
Twitter

有良記事を配信し続けているオウンドメディアを持っている他、動画コンテンツをたくさん作っているなぁという印象を持ちました。オウンドメディアとYouTube(動画)にオリジナルコンテンツを大量に保持しています。

会計や人事、労務などの業務は知識が広範で制度や仕組みが複雑な領域で、当然ですが導入に当たりそれなりの知識が必要です。


オウンドメディア

コーポレートサイトには、会計や労務に関する基礎知識を載せられています。

導入に関連する基礎知識を網羅しています。フッターにもわかりやすく載せています。


また、この手のサービスを導入検討する際に参考になる導入事例もまとめられています。(僕らって事例大好きですよね笑)


freeeのオウンドメディアといえば、「経営ハッカー」が有名ですよね。

その名の通り経営者向けのメディアで、会計、経理、人事労務、税務、確定申告、給与計算、起業、会社設立など経営に関わるテーマを扱っています。


その他にも、「パラキャリ」というこれからの働き方を考えるメディアを添加しています。


こちらは経営者向けと言うよりは従業員向けのメディアで、複業や独立(フリーランス)を考えるような記事が多く扱われています。freeeでは個人事業主向けのサービスも展開しているので、そちら向けのメディアという立ち位置ですね。


YouTube

結論から言うと、freeeはめちゃくちゃ動画コンテンツに力を入れています。

会計や人事、労務など経営に関する知識は広範かつ複雑で、わかりやすく理解しやすいコンテンツが求められます。オウンドメディアがその役割を果たしてきたと思いますが、活字よりわかりやすく、つたわりやすいの動画コンテンツです。

freeeのYouTubeを見ると

CM動画の格納
制度や仕組みの紹介
自社サービスの紹介、解説
セミナー動画の格納
ユーザーインタビュー
ドラマ?笑

など多様なオリジナル動画を配信しています。


制度や仕組みの紹介


自社サービスの紹介、解説


セミナー動画の格納


ユーザーインタビュー(事例紹介)


オリジナルドラマ?的な笑


特に制度の紹介や自社サービスの解説は、アニメーションやインフォグラフィックを使い視覚的にわかりやすい内容、かつ短尺で飽きずに見切れるようになっている印象です。


Twitter/Facebook

TwitterやFacebookの運用はシンプルで、オウンドメディアの記事を紹介したり、たまに動画コンテンツの投稿が見られます。その他ではサービスの障害復旧情報など、お知らせ的な投稿が多いです。

オウンドメディアやYouTubeなどと比べると運用の優先度が低いような印象を持ちました。経営ハッカーの記事は情報鮮度が落ちにくい内容の物が多いので、過去記事もSNSで広げていくことができると思います。

動画コンテンツはTwitter/Facebookとの相性がよく、YouTube内の再生回数にこだわらないのであれば、どんどん切り出してSNSに投稿するのも良いと思います。


また、ココ最近BtoBのサービスでは、所属メンバーの積極的なSNSでの情報発信がマーケティング面でも重視されはじめていますし、コミュニティマーケティングも着目されています。

自社のSNSアカウントの活用だけでなく、所属メンバーのSNS活用に力を入れても良いかも知れませんね。


さいごに

今日はSNSの投稿コンテンツをじっくりみるというより、もう少し広い目でデジタルマーケティングをトレースした形となります。

遅い時間になりました。それでは〜。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。