ISO規格解説 リーダーシップ 5.5.1c

みなさんおはようございます。
ISO審査員の若月です。

今日は、僕の所属する審査機関のミーティングがあります。
審査員同士で喧々諤々の議論が展開されるのがけっこう見ものです。

本日も参りましょう。

5.1.1一般

トップマネジメントは,次に示す事項によって,品質マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメントを実証しなければならない。
c) 組織の事業プロセスへの品質マネジメントシステム要求事項の統合を確実にする。

5.5.1bと地続きの規格です。
ISOのためだけに行う活動は極力減らしていこう
という内容です。

高品質を保つうえで重要になる要素の一つが、効率でしょう。
十分な休暇や休息も高い効率があってこそ十分に確保できるというものです。
それなのに、ISOのために会議、資料作成などがドカドカ増えてしまうと担当責任者は消耗し、本事業の方にまで影響しかねません。

既存の事業、書類書式に少し工夫を加えてISO規格に対応できるようにすれば労力の増加は最小限で済みます。

昨今は慢性的人材不足時代ですし、中小企業ならなおさらのことです。
ISOに振り回されるのではなく、ISOを使いこなすつもりで、取り組み方を考えてみてください。

今日も僕の勉強にお付き合いいただきありがとうございました。

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