ISO規格解説 品質マネジメントシステム及びそのプロセス 4.4.1e

皆様おはようございます。
駆け出しISO審査員・行政書士の若月です。
今日も、ISO9001の規格解説を行っていきます。

組織は,この規格の要求事項に従って,必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む,品質マネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,かつ,継続的に改善しなければならない。組織は,品質マネジメントシステムに必要なプロセス及びそれらの組織全体にわたる適用を決定しなければならない。また,次の事項を実施しなければならない。
e)これらのプロセスに関する責任及び権限を割り当てる

前回の
d)これらのプロセスに必要な資源を明確にし、及びそれが利用できることを確実にする
に引き続く内容となっています。

権限を割り振るのも社長の役割ですからね。

組織がとりわけ何かをするとしたら、ISO担当責任者を定めることですね。
品質に関する各プロセスの責任者はそれぞれの部門長がやるのがシンプルで良いと思います。

小さい企業にありがちですが、兼務に次ぐ兼務で
「営業部長 兼 総務部長 兼 ISO室長」
みたいな方がたまにいますが権限は集中せずばらつきがある方が理想です。

あえて若手を任命して成長を促すというやり方もあります。
工夫のしどころでもあるので、社長はぜひ真剣に考えてみてください。

今日も僕の勉強に付き合っていただきありがとうございました。

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