5/18 The Guadian書評-トルコ選挙とLGBT-

こんにちは!今回は5/18日分の The Guadian書評について記事をまとめたいと思います。今回取り上げた記事は

‘We’re against LGBT’: Erdoğan targets gay and trans people ahead of critical Turkish election

トルコのエルドラン大統領は「私たちはLGBTに反対する」としてトランスジェンダーを批判している。という内容です。

記事の内容

 トルコ全土で選挙集会が行われている間レジェップ・タイップ・エルドアン大統領はLBGTに対する厳しい非難を行なった。昨年6月にもLGBTのイベントに対する全国的な取り締まりで数百人が逮捕されている現状にあり、今回も文化戦争が激化するとされている。エルドアン大統領は家族の価値観について保守的であり「私たちにとって家族は神聖であり、強い家族は強い国家を形成する」としている。また、女性の暴力に対する欧州評議会からもトルコを離脱させていて、エルドアン大統領の再選は女性とLGBTに対しての暴力問題に国家規模で目を瞑ることになると述べられている。

なぜLGBTに反対なのか

 日本や世界全体ではLGBTQに対しての権利が認められつつありますがなぜトルコでは反対の運動が強いのでしょうか?それは宗教観の違いにあるとされています。外務省データによるとトルコはイスラム教(スンニ派・アレヴィー派)が大部分を占めているとされています。そしてイスラム教の聖書コーランの教えでは同性愛者を非難する文面があり、非合法であるとされています。そのためトルコを含むイスラム圏ではLGBTの人々が迫害されてしまう、社会的地位が非常に低いといったケースが少なくありません。そのためエルドアン大統領はLGBTに批判的態度を取り国民の人気を得ているのだと考えられます。
しかし、他の記事によると現段階では今年2月にあった大地震の影響と、それに対するインフレ対策の対応によりエルドアン大統領は劣勢であり、与党統一候補のクルチダルオール氏が優勢であるとも述べられています。(追記:どちらとも過半数に届かず決選投票になるとのこと)もし、エルドアン大統領の再選が叶わなかった場合、トルコのLGBTの問題は解決に近づくと期待されています。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでくださりありがとうございました。

参考サイト


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