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「ひとりひとりの子どもを畏敬の念で受け入れる」

 シュタイナー教育では、生まれてから学齢期になる7歳までの時期を、人が生きていく上での礎を築く大変重要な時期であるとしています。
成人後に自らの力で人生を生きていく為に大切な「身体」を育むこと。
そして、「心」に栄養を与えることによってファンタジー(想像力)を育むこと。
幼児期の子どもには特にこの二点をとても大切にします。
そのために園では、静かで美しい環境を整え、過剰な刺激から子どもを守ること、秩序と繰り返しによってリズムのある生活を営み、子どもの心の安定と生命リズムを整えることに努めます。大人の日々の活動を手本とし、手仕事、家事を通して、「生活そのものから学ぶ環境」を整えていきます。
そして周囲への信頼を育むことができるように、繰り返される毎日の生活リズムの中、働く保育者の傍らで子ども達が過ごします。
また、概念的な知識を与えることを避け、自由遊びを通じて、子どもの内にあるファンタジーを育むことを大切にします。
そして周囲の大人が人間の存在を尊いものとして捉えることを根底に、ひとりひとりの子どもに対して畏敬の念を持って向き合い、その子どもなりの成長に寄り添い、それぞれの発達段階に見合った保育を行います。

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