ジグザグ天気のせいか体調もジグザグ。身体中の痛みと倦怠感でろくなこともできないまま４月が終わろうとしている。義父の13回忌も欠席。長男の嫁なのになんて罰当たり。友人知人からの久しぶりのお誘いもキャンセルキャンセル。季節の変わり目はいつも体調が良くないけれど、今年はいつにも増して波が激しい。母の用事と通院で精一杯。
難病発症当時の殆ど歩けなかった頃を思えば、最低限の家事ができるだけでも御の字なのだけれど、雑然とした部屋を見回してはため息ばかりの日々だ。
夫はどんなに部屋がちらかっていても、何も言わないでいてくれる。ごめんねダーリン。せめて美味しいものを作って待ってるから🍳🔪🎽

グダグダしていてもプランター菜園は春爛漫。どんどん賑やかになっている。雨が適当に降ってくれるので、水やりをさぼれるのがありがたい。
5株380円でゲットしたカリフラワーとブロッコリーが、しっかり育ってくれた。

収穫して葉っぱをそのままに、時々齧りに来ていた鳥さんに進呈。屋上のドアを開けた瞬間に弾丸のように飛び去ってしまうので正体は不明。勝手にムクドリのムクちゃんとかヒヨドリのヒヨちゃんと呼んでいた。鳥よけ網の隙間をかいくぐってビューンと消えていく。お見事！って感じ。
お見事に感心していたら、セリもお見事にお食べになられ、こちらは慌てて網を被せて死守。ついでに小松菜と春菊の網を被せ直し、三つ葉とバジルとイタリアンパセリにも網を被せてひと安心。
ごめんよムクちゃんヒヨちゃん。
ひと粒は虫のため、ひと粒は鳥のため、ひと粒は人のためと言うけれど、やっぱり食べられると悔しいのよね、カリフラワーとブロッコリーの葉っぱはどうぞどうぞ、好きなだけ食べていいからね。
そして数日後、進呈した葉っぱは芸術的な姿になっていた。

ムクちゃんヒヨちゃん、お見事❗

重い身体にムチ打って母宅へ。冷蔵庫を開けると３日前に買って行った握り寿司が手付かずになっていた。

大好きなのにどうしたの？
母に聞くと、お刺身もあったのでなんとなく食べ損ねたと言う。もうご飯が固くなっていたけれど、捨てるのは偲びなくてそのまま持ち帰ってきた。
どうしたものかと考える。前にも固くなってしまったネギトロ巻きを持ち帰り、バター焼きにしてみたことがあった。ツナ巻きみたいになって美味しかったけれど、握り寿司だからなあ。
あれこれ考えいるうちにテレビ番組で、お寿司屋さんがまかないで酢飯でチャーハンを作っていたことを思い出した。いいかも🍳🔪🎽
具を全部細かくカット。固くなったご飯を電子レンジで軽くチン。バターとごま油を入れたフライパンでカットした具を炒める。玉子を割りいれてチンしたご飯を入れる。軍艦巻きもそのまま入れて木ベラで潰しながら炒める。酢飯の香りが立ち上がる。
うん、何だかいい感じ。
塩コショウをしてちょこっと味見。あらま。酢飯がいい働きをしていて想像以上に美味しい！軽い塩コショウだけで充分。
食べ損ね握り寿司が、海鮮チャーハンに大変身。

軍艦巻きの海苔がいいアクセントになっている。
お見事❗自画自賛。
夫もお見事❗って言ってくれるかな。
ふふ。

一段落してグダグダしているところへ母から電話。
「お寿司食べようと思ったらないんだよ」
「ご飯が固くなってたから持ってきちゃったよ」
「あら、そう」
「また買って行くから」
「うん。頼むね」
10分くらいしてまた電話。
「ねえ、お寿司知らない？」
「３日も経ってるから持ってきた。また買って行くから」
「頼むね」
5分くらいしてまた電話。
「お寿司がないんだよ」
「・・・」
おかあさ～ん。
ま、いいか。
５月で90歳になる母。足腰も丈夫で食欲も旺盛。
お母さん。お見事❗
ふふ。