朝起きる直前に、2本立てで変な夢を見た。
セガサターンで初めて出たバーチャファイターのキャラみたいな幽霊の静止画に怯える夢と、阪本順治監督と妻が、ある作品を巡って両者感情を昂らせまくって喧嘩をする夢だった。
普段ほとんど夢を見ないけれど「久々に見た夢がこれか」となんとも残念に思ってしまった。

ここ最近、ありがたいことにいろんなお仕事を頂くけれど、久々にデバイス制作の仕事が入った。
自分は本当に器用貧乏を地で行っているので、ソフトウェアからハードから、オンスクリーンも印刷も、制作から企画・ディレクションまでなんでもやっている。
最近はハードウェアの仕事はほとんどなかった。本当に久々だ。京都に戻ってきてからは初めてかもしれない。

昼イチから、クライアントの事務所で制作をする予定にしていたけれど、出発直前にハッと「電子工作セットいるやん」と気がつき、いろいろ漁って道具を揃えた。思ったより引越しのタイミングでいろんなものを捨てていた。
毎回デバイス系は、自分の余裕がなくなるまで完璧に追い込まれるからか、いろんな箱からハサミが出てきた。ほぼプロジェクト毎に1本買ってる雰囲気だった。ちなみにニッパーは2プロジェクト毎に1本くらいのイメージ。

マイ半田ごても久々に見た。
こいつらは学生時代からずっと持っているけれど、細いものたちは、今年何も無かったら処分しようと考えていたところだった。
この案件が来たのも何かの巡り合わせかもしれない。
が、整理はしないといけないなと痛感するくらいカオスになっていた。

そんなこんなしていたら、バスに乗り遅れた。タイミングが悪く、次のバスまで20分弱。
5分もしないうちに、毛穴という毛穴から汗が吹き出た。
帰りたくてしかたなかった。

事務所に着くと、こないだオーダーしておいたグッズがいろいろ届いていた。
「久々に半田ごて握るなぁ」なんて思っていたが、M5Stackのお陰で、半田ごての出番はなかった。

こういうデバイス系の存在は逐一チェックはしているが、全てフォローできるわけではないので、ほとんどが存在を知っている程度だ。
M5Stackもそんな立ち位置だったが、今回の制作に導入してみることにした。足りない部分もあるけれど、ディスプレイもバッテリーも、BLEもGPIOも、いろんな要素が合わさって製品になっているなんて、良い時代になったもんだ。

ちょいちょいハマりポイントがありつつも、順調に作業は進み、3時間ちょいで環境構築から、1番大変そうだった1個目のゴールまで辿り着くことができた。
「自分は天才かも…」と久々に思って自己肯定感を上げてみた。誰も褒めてくれないので…。もちろん天才だなんて思っていない。たいしたことしてないし。

けれど、結構な進捗があった。電子工作セットは今回出番なく、事務所に預けてきた。
正直、五里霧中な案件ではあったけれど、結構ハッキリ目の道が見えて、かなりホッとしながら帰った。

帰って、また違う仕事をこなしていると、最近には珍しく日が変わる前に妻が帰ってきて、一緒にアプリでドラマを観ながらご飯を食べた。久々の団欒的なやつで、心が休まった。

まだまだ完璧なタスク達磨ではあるが、ちょっと先が見えてきた。
「やれば終わる」
ひたすらにやるしか無い。生きてくって大変だ。

どうやら今日で100日連続更新になるらしい。
こんなしょうもない文章を、各種リソースを食いながら続けるもの申し訳ない話だが、せっかくのサービスなので、とりあえず、あと265日くらいは頑張りたい。

人生のログをどこかにとっておく。それが日記ってもんかなとも思い始めている。