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ワキマル・ジュンイチ blog

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作曲家・ピアニストであるワキマル・ジュンイチのブログです。
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記事一覧

音楽用サブスクサービスを使ってみて思ったこと

音楽用サブスクサービスを使ってみて思ったこと

 最近になってようやく音楽用のサブスクサービスを利用し始めました。理由はダウンロードで購入していたアルバムの数が気がついたら結構な数になっていたため。使わなかった理由はいろいろありますが、使ってみると(使い始めた今の時点では)とても楽しく、聴いてみて気に入ったものはハイレゾかSACD、なければCDで購入する、といった具合です。
 今のところ、元々知っている作品やアーティストを探すところから始まり、

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デジタルシングル配信スタート

デジタルシングル配信スタート

おはようございます。
先日、ピアノトリオ、warp jamのデジタルシングル『heaven's bridge』がアルバム発売に先駆けて配信スタートいたしました。
Spotify、AppleMusicなどのサービスの他iTunes Storeでのダウンロード販売も行っています。

下記、Xにアップしました告知用トレーラーです。1分ほどご視聴いただけます。

お聴きいただければ幸いです。

箏のための『雲蒸竜変』

箏のための『雲蒸竜変』

先週の土曜日、作品発表会で箏の楽曲の初演をいたしました。タイトルは『雲蒸竜変』です。
演奏は、以前より他のお仕事でご一緒させていただいていた箏奏者の市川慎さんにお願いいたしました。市川さんはご自分のソロの他、和楽器ユニットZANを始め、箏衛門、螺鈿隊、WASABI、AUN J CLASSIC ORCHESTRAなど、様々なグループで活動していらっしゃいます。私がレコーディングやライブのサポートをし

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和楽器アンビエント

和楽器アンビエント

先月末にユニバーサル ミュージックからリリースされました尺八奏者・石垣征山さんの「tomoshibi」、そして本日リリースの「ease」に作曲・アレンジで関わらせていただきました。配信のみです。
アンビエント・サウンドの楽曲です。
尺八の音色が、もしかしたら瞑想などにも合うかもしれませんし、あるいは眠りに誘う効果もあるかもしれません。
よろしかったらお聴きいただければと思います。

様々な配信サー

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北斎、栗、『小布施』

北斎、栗、『小布施』

11月の下旬、仕事の合間を縫って長野県の小布施に行ってきました。
目的は北斎の天井画を見ることと北斎館を訪れること。
また、小布施は栗が有名とのことで、調べたら竹風堂の栗おこわ定食が有名とのことで、事前に予約ができるのか電話をしてみたところ、予約はやっていないとのことでしたが、とても丁寧な電話対応をしていただきました。そんなこともありまして、では小布施を訪れた際には行ってみようと思いました。新幹線

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最後のキリマンジャロ

最後のキリマンジャロ

いつも、ある会社のレギュラーコーヒーの粉を近くのスーパーで買っていたのだけれど、数年前その粉を目にすることがなくなった。銘柄はキリマンジャロなのだが、そのスーパーの自社ブランドのものは置いてある。
自分が買っていたメーカーのキリマンジャロの人気がないのか、それとも自社ブランドのものを売りたいのか、真相はよくわからない。仕方なく別の銘柄を買ったが、そのすぐ後新しいスーパーがそのスーパーの近くにできた

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ライブでのピアノの即興演奏

ライブでのピアノの即興演奏

先日11月12日に行ったライブでは、フルートとピアノのデュオによる演奏の他に、ピアノによる即興演奏もさせていただきました。

即興演奏は毎月開催されている和楽器デュオ、HIDE×HIDEのライブ『三尺秀水』のピアノソロ(4,5分お時間をいただいております)のコーナーでも何度となくさせていただいていますが(次回は12月11日です。https://www.hide-hide.net/events/10

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フルートとピアノのライブ

フルートとピアノのライブ

先日11/12に開催しました『THE DUO LIVE Vol.1』ですが、おかげさまで満員御礼の中、無事終了することができました。
今回のライブのために、フルートとピアノのための曲を4曲作りました。
フルーティストの近藤さんには本当に感謝です。
以下、Instagramにアップいたしましたので、よろしかったお聴きくださいませ。

Invisible Story
https://instagram

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バンドでの即興演奏

バンドでの即興演奏

6月に行ったwarp jamというトリオでのライブから『Concerto』という楽曲のリンクです。
バンド全体での即興演奏を織り交ぜた楽曲で、予め作っていた電子音響を所々絡めています。
よろしかったらお聴きください。

XTC→マイルス→山本精一→メルドー→キース→ECM

XTC→マイルス→山本精一→メルドー→キース→ECM

京都でたまたま見つけた山本精一さんの『ギンガ』という本を買って大分衝撃を受けたのは随分と前ですが、人の行き来が制限されたころ、今思えばXTCを久しぶりに聴いて、アンディのインタビューを読み、エレクトリック・マイルス時代の聴いたことのないアルバムを聴く日々の中、少し間が空いて、しばらくして度々自分の中に来る『Crown of Fuzzy Groove(山本精一)』のブームが来て、『PLAYGROUN

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ECMのこと

ECMのこと

基本的に、ただのECM好きなだけなのかもしれない、と最近思う。

そのこととは別にペルトが好きなのかと思っていたけれど、たぶんギドン・クレーメルとキース・ジャレットが好きなだけなのかもしれない、とも思う。
ECMのアルバムを初めて聴かせてもらったのは高校一年生で、『Vienna Concert』と『First Circle』。そのときはたぶんメセニー(メスィーニ)のアルバムの方と、他に別のレーベル

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Alone Again (Naturally)

Alone Again (Naturally) music by Gilbert O'Sullivan
Piano:ワキマル・ジュンイチ
洋楽カバーです。この曲は昔から日本で人気のある曲で、僕も好きな曲ですが、歌詞の内容はなかなかどうして悲しいものなのです。が、その歌詞を、これまた切なくも美しいメロディで浄化しているように思います。
(追記)ロングバージョンはインスタにアップしています。
http
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THE DUO  LIVE Vol. 1

THE DUO LIVE Vol. 1

まだまだ暑い日が続きますが、今回ご紹介させていただきますのは、秋のライブのご案内です。

今までも自分のライブにゲスト出演していただいたフルートの近藤孝憲さんと11月12日の日曜日にささやかなカフェライブを行います。
内容は、クラシック楽曲をデュオ用に編曲したものや、私のオリジナル楽曲の演奏、そしてピアノによる即興演奏などです。PAなしの生音という環境での演奏となります。
場所は東京駅八重洲口から

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三沢厚彦と山本精一の"多次元性"

三沢厚彦と山本精一の"多次元性"

7月末は三沢厚彦さんの展覧会と、その展覧会の一環で行われる山本精一さんのライブへ。場所は千葉市美術館でした。
『リアリズムではなくリアリティ』という言葉が印象的な三沢さんの作品は圧倒的な存在感を放っていました。
言葉社会の密度が増した現代人からは、例えば古代の『像』から、本来持っているものを理解すること、何かを得ることは難しいのかもしれませんが、そう言った時代にあって、現代人である三沢さんが動物を

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