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ジョン・ケージ『Dream』

昨日は海外ドラマ、特にアメリカドラマの話をしましたが、自分の中で決してど真ん中なものではありません。  

若いころはまだ自分に基準がありませんでしたが、今はそれなりに自分の中にも(そうは見えないかもしれませんがw)一応、軸のようなものがあります。
なので、今は海外ドラマも、「それはそれ」として、楽しめるのかもしれません。相変わらずの日本人の描かれ方には異議申し立てをしたい気持ちでいっぱいですが(笑)  

ハリウッド的なもの、という言い方もあまり適当な言葉ではなくなってきた昨今ですが、「ザ・アメリカ」という感じのものよりは、少しマイナなものの方が好きにある傾向にあります。
『あなたの人生の物語』を映画化した『メッセージ』は結構好きでしたが、あれはどちらに入るのか、結末的にはハリウッド的ですが、全体のトーンは…、何て考えるとよくわからなくなってきますね(汗)
ちなみに原作と映画では大分違います。  

話は変わりまして、今回は音楽の話です。  

ジョン・ケージという前衛の作曲家がいました。オノ・ヨーコさんとの活動でも著名な方です。
『4分33秒』という曲のタイトルを聴いたことがある方もいらっしゃると思います。  

ピアノの前に座りピアノの蓋を開けますが、奏者は鍵盤で音楽を奏するわけではない。
ケージは、新たな音の聴き方というものを提示したわけです。  

前衛、というイメージが大きいケージさんですが、若いころに書いた、『Dream』というピアノの作品があります。今回はそれをご紹介したいと思います。  

ジョン・ケージ『Dream』
https://youtu.be/9hVFCmK6GgM  

聴いていただけるとおわかりになるかと思いますが、いわゆる前衛的なイメージとはまた違う、わかりやすい作品と言えるかと思います。  

他にもピアノの弦にゴムや金属を挟んで打楽器的な音を可能にした、プリペアド・ピアノの作品など、検索するとたくさん出てきますので、ご興味いただけた方は是非。
『偶然性』を取り入れたことで有名なケージは、易を作曲に取り組んだりもしていますが、東洋の思想の影響を結構受けています。コロンビア大学で、禅を欧米に広めた鈴木大拙の特別講義に出席したこともあるようです。  

自分が気になるアメリカの音楽家は東洋の影響を受けた人が多いです。  

そんな中、フランク・ザッパは直接的な東洋思想の影響化にはなさそうですが、僕が好きなアーティストの中の一人です。  

次回かその後に、ザッパの話を少し書きたいと思います(明日はライブのことを書くかもしれません。定かではありませんが)。  

10/21  ワキマル・ジュンイチ 
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