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❤️ばぶばぶフルーちゅ倶楽部❤️ 錦糸町店

概要
昼パート
夜パート
レインボー・マスターベーションとは


一話『回想』

俺は錦糸町にあるオフィスビルの一角へ毎朝出勤している、普通のサラリーマンであった。残業後帰る途中、その日はたまたま大きな人身事故が起き、電車のダイヤが大幅に乱れてしまった。
復旧の目処も立たなかった為、思いがけず自宅まで歩いて帰ることにする。
錦糸町駅の北口から南口に抜け、頼りにならない己の勘だけを頼りに奥へ奥へを進む。
明日は休日だったので多少帰宅が遅くなっても良いや、という心持ちで。

《錦糸町は北口と南口では見せる様相が全く異なり、北口はごく普通のオフィス街だが、南口は少々治安が悪く、特にある一定の地域には煤汚れた風俗街が立ち並ぶ。》

薄気味悪い路地へと進み、だんだんと居酒屋の眩い灯りや喧騒が落ち着いてきたかと思いきや、置き換わるようにして鈍い光を放つ電飾看板の数々が浮かぶ。いくつかの電球は消耗しているのか点き方にムラがあり、その非日常的な仄暗い灯りは、なんとも艶かしい色をしている。
その路地には、点々と女たちが卑猥な服装や崩れた身なりで、俺に微笑みながら手を振ってくる。どれもこれも派手で淫らな女、女、女。

「なんだこの下品な路地は・・・」

無視だ無視、と眉を顰めつつ歩みを進めるも、いやはや心は正直であった。
連日の残業のせいで、身体が癒しを求めていたのかもしれない。
どうしてもその光景に思わず鼻の下は伸びる。頬はバカみたいに緩む。

「ねね、おにいさん。うちの所こない?サービスするよ?」

奇妙な小暗闇に包まれた路地で、女は馴れ馴れしく喋りかけながら無理やり俺の顔を覗き込もうとしてきた。
刹那。
空気が歪むほどの蒸し暑さの中、お互い時間が止まったかのように立ち止まってしまった。
いや、”立ちすくむ“という表現の方が正確だったかもしれない。
お前はーーーー武梨、 武梨 梨乃。





武梨 梨乃

二話『風俗廻廊』

武梨 梨乃は大学時代の後輩である。今年、合コンで知り合った彼と婚約予定らしい。サークルの同窓会で久しぶりに会った際に笑顔を抑えきれない様子で、俺に向かって伝えてきたことを今でも鮮明に覚えている。確かいくつか歳上だと言っていた気がする。
それ以外にも、どれほど高尚な仕事に就いていて、どれだけイケメンなのかを誇らしげに滔々と語っていた覚えがあるが適当にあしらいつつ酒を呷っていた為、詳細はほぼ記憶にない。それはともかく。

「うわ・・・先輩もこんな所に来るんですね」
「こっちのセリフだろうが」
「ふふふ、まあいいや。お願いだから逃げないでくださいね?色々とオプションサービスするので。じゃ、案内するから」

謎の微笑を唇に漂わせ、耳元で囁いてきた。
開き直っているのだろうか。それとも俺を店に引き摺り込んで、一蓮托生だと考えているのだろうか。そもそもまず店名が、ばぶばぶフルーちゅ倶楽部?どことなくレトロな匂いというか熟女多そうだな、いやまあ嫌いじゃないが。などと考えている内に、武梨に無理やり袖を引っ張られ、俺は転げそうになりつつ、店内に押し込まれるような格好で入店した。

「ふふん、光栄でしょうね。私が一目見て先輩にキメたってことは、つまりは適任ってことなので」
「・・・いいか武梨。今日お前は俺の相手をして、両者痛み分けに持ち込もうという魂胆かもしれんが、俺は」
「えっと、なに勘違いしてるのですか?先輩はこの日本の存亡を握る“えちちけっと”として死ぬ気で務めに励んでいただくので。乾いた雑巾を絞るように、命を削って」
「・・・は?」
「打倒、レインボー・マスターベーション!!!


↓↓✊ここからは構想イラストだから、良かったら見てってね✊↓↓

レインボー・マスターベーションに属しているキャラ 通称“咎人

ボーイ:だいたいザコ
陰茎:第二形態になると頭らへんが多くなって強くなる
美人:美容整形を繰り返す化物

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