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外国名選手の表記について

 私も比較的最近知ったのだけど、外国名の選手の表記については、あるルールがあるらしい。
  ラグビー日本代表が多様性に満ちた素晴らしい人間集団になっていることはまた別の項でふれようと思うし、ラグビーに関しては、国籍が代表の必須条件ではないという非常に興味深くまた意義深い定めがあることはさておき、日本代表だけを見ても選手名の表記に「リーチマイケル」または「リーチ マイケル」、「トンプソンルーク」または「トンプソン ルーク」とあるほか、「ジェームス・ムーア」「アタアタ・モエアキオラ」のように、ファーストネームとラストネームのあいだに「・」をつける場合がある。
 ファーストネームとラストネームを日本名と同様にそのまま続けるか、あるいは姓名を区別するために半角分を空けるかと、通常の外国名の表記のように「・(中黒)」でつなぐかということに、何か根拠があるのかという話なのである。

 根拠はある。外国名であっても日本に帰化した選手の場合は、「リーチ マイケル」のように「・」をつけないのである。逆に「・」が付いている場合は国籍が異なるということになる。
 もっともジャーナリズムや出版社等がすべてこの点を守っているかというとそうでもなく、新聞表記の場合でも「・」を付けている場合が時折見られたりするから、必ずしも厳密に用いられているルールではないようだ。

 さてもちろんこの話は日本国籍があるかどうかを区別するために書いたのではない。国籍が日本であろうがなかろうが、そういう多様性を持った個人と集団がひとつの旗を背負うことが素晴らしいと思っているのである。
 「リーチマイケル」または「リーチ マイケル」が、「リーチ・マイケル」ではないことが良い、と言っているのではなく、どちらであったとしても日の丸を選んでくれたということがありがたいと思うのである。

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