見出し画像

お客様には「正直な保険」を 社員には「楽しく働ける会社」を  ~株式会社WDC創業から「リアほ」開発まで~

株式会社WDC代表の上石(あげいし)です。
現在、弊社で開発を進めている「リアほ」は、お客様に「正直な保険」をお届けすることを最も大切に考えています。そして、株式会社WDCは、保険販売に携わる社員が安心して働ける会社であり続けたいと考えています。

そしてなぜ、私がそう考えたのか?
今回は、私が生命保険の世界に入ってから、株式会社WDCの創業を決意し、「リアほ」の開発をスタートするまでのことを、お伝えさせていただければと思います。

初めて飛び込んだ保険販売の世界

私の保険営業歴は2022年で12年目となります。そして、保険販売についていろいろなことを学んだのは、2010年からおよそ10年間、ソニー生命でライフプランナー(保険営業)として活動した時代でした。

私が在籍したソニー生命の営業所は、所長や先輩がとことん理念の教育・共有をしてくれる営業所でした。ライフプランナーは生命保険の本質を深く理解し、絶えず技術や知識を習得し、お客様に合理的な保険や質の高いサービスを提供する存在であるべきと、教え込まれました。
 
さらに、社内外での研修制度が充実しており、そこで学んだことは、今のWDCの経営にも、ものすごく活きています。
 
順調にお客様からご契約を預かっていたら、2013年には『MDRT(エムディーアールティー)』という団体に登録できるようになりました。
 
MDRT登録者は、卓越した専門知識、厳格な倫理的行動、優れた顧客サービスを提供していると認められる者のことです。
参考 https://www.mdrt.jp/

ニューオーリンズの研修で受けた衝撃、日本の保険業界への反映

MDRT登録をすると、世界中のMDRT登録者のみが集まる海外研修に参加できます。世界最先端の金融や保険の情報を学べる素晴らしい研修です。
 
私は、2014年にアメリカニューオリンズの海外研修に参加したのですが、そこでとても焦りに近い感情が湧きあがりました。

世界と比べると日本の保険環境はすごく遅れている。という事は、私のお客様も世界の金融の水準に置いていかれてしまう、、、

 
その当時の日本では、保険の乗合代理店(複数の保険会社の商品を扱う代理店)はまだ少なく、一社専属の代理店や保険販売員がほとんどでした。
 
保険は対面販売が当たり前の日本と比べて、デジタル化がずっと進んだアメリカでは、スマートフォンやPCさえあれば、保険選びや契約ができるようになっていました。
 
日本とアメリカの大きな違いを目の当たりにし、
「いつかは自分の会社を設立して、世界基準でも通用する総合金融サービスでお客様をしっかりとフォローをし、最高の顧客サービスを提供したい」
と考えるようになりました。

また、株式会社WDCを創業する少し前のことですが、新型コロナウイルス(COVID-19)が日本でも猛威を振るい、私たちの生活様式が大きく変わりました。

飲食業界等のように、時代がどんなに変わろうとも、必ず人の手が必要な分野もありますが、保険業界では業務をデジタル化できる部分が多くあります。日本人の仕事や生活がデジタル化、オンライン化している時代の波に、株式会社WDCと「リアほ」なら乗っていけると考えました。

日本の保険業界を変える、新しい普通を提案する保険代理店を考え続けた日々

ニューオーリンズでの研修を機会に、起業への思いは膨らんでいたのですが、すぐには行動を起こしませんでした。働き続けながら、起業した場合のプランを考える時間を持ったのです。

そのなかで、私が大切に考えたことがあります。
それは「会社として、マーケティングを大切にしよう」ということです。

なぜマーケティングが大切だと感じたのか、ご説明します。

保険会社に所属する販売員は、完全歩合制で働いているケースが多いです。頑張れば、1か月に数百万円、数千万円もの売上をあげることもできます。ですが、新人にとっては厳しい世界です。保険の世界に入ったばかりでマーケティングの手法や営業戦略を知らず、人脈もまだない状態で、いきなり戦わなければならないからです。

「まず自分の生活を成り立たせなければいけない」となると、どうしても「お客様のために保険を販売する」のではなく、「自分の生活のために保険を販売する」という考え方になってしまいます。

このような厳しい環境で頑張って成功できる人もいますが、やはり辞めていく人も多いのです。

そして、保険の世界を辞めていった人が、他の業界で成功しているケースも多々あることを、私は知っていました。他の業界に入って、マーケティングや販売戦略についてしっかりとした教育を受ける機会を得たことが、その人たちの成功につながっているのです。

優秀な社員が、安心して働き続けられる環境を作ろう。
そのことが、保険販売を行う会社の信用力向上にもつながる。

そう考えた私は、マーケティングをしっかりと行い、収益を上げ、社員が楽しく働ける会社を作ることにしたのです。

「リアほ」ならお客様にとっても、従業員にとっても優しいプロダクトになれる

株式会社WDCが現在、開発している「リアほ」は、お客様に「正直な提案」をするためのシステムです。

対面販売で、販売員がお客様と向き合う場面では、販売員の心のどこかに
「この保険がいいと僕は思うんだけど……」
「私としてはこの保険を売りたいんだけど……」
という思いが、販売姿勢に表れてしまうことがあります。
本当にお客様本位の姿勢ではなく、「販売員が売りたい保険」を売ってしまうという可能性は、販売員のみでなく企業の利益という点でもあります。

ですが、手続きがデジタルシフトした「リアほ」なら、そのような問題は起こりません。
お客様が入力してくださったデータをもとに、正直なロボット保険ガイド「リアほ」が合理的な判断を下すことができます。

また、私自身の経験から言えることですが、販売員1人が誠意をもって対応できるお客様の数には限界があります。加入いただく際の契約に加えて、保険の見直しや、お客様に万が一のことがあった場合の給付の手続きなど、1件の契約が増えるごとに販売員の業務も増えていくからです。

正直な保険ガイド「リアほ」に業務を任せることで、対応できるお客様の数が大幅に増えるでしょう。
24時間365日いつでも、お客様が「保険について考えたい、見直したい」と思ったタイミングでご利用いただけるのも、手続きがデジタルシフトした「リアほ」ならではの特徴です。

そして、保険販売員として各ご家庭の事情をお聞きするうちに、保険以外のさまざまな相談を受けることも増えてきます。住宅ローンや資産運用の話だけでなく、「悪質商法に引っ掛かりそうな身内がいる」という相談もお受けしたことがあります。

私の理想としては、「リアほ」を育てながら、同時にカスタマーセンターなどを充実させて、お客様のさまざまな相談を受け付けられるような仕組みを作っていきたいという思いがあります。実際に、アメリカではそのような仕組みを作り上げ、お客様のあらゆる困りごとの相談を受けるという姿勢で成功している会社もあります。

プロダクトマーケティングやシステムエンジニアリングのことなど、あまり知識がない状態で創業し、「リアほ」の開発に着手してしまったために、資金調達や人材確保などさまざまな苦労があるのは正直なところです。

それでも、正直な保険ガイド「リアほ」だから実現できる「お客様に正しい提案をすること」を目指し、社員とともに頑張っていきます!

https://reaho.net/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?