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ユルユルになる…

癒音フルートを使って、少人数でのセッションをしていると、そこにいる人たちの一人ひとりのエネルギーの質が伝わってきます。


数百人以上の会場になると、まるで一つの巨大なエネルギーの塊のような質だけれど、それでも、その場ごとに質が違う。


東洋の伝承医学には、自然界や人間には3つの基本的な命を育むエネルギーが存在していて、その中のV質というエネルギーが、人間のメンタル面に大きく影響を及ぼすとされています。


V質というのは、正式にはヴァータといって、サンスクリット語です。


このエネルギー質の特徴は「変化」。


自然界でいうと、「風」や「空間」。


軽さ、乾燥、迅速、変化、知的、冷性、

不安定、不継続性、飽き性、痛み、神経系統、腹部、消化器機能への影響

等がその特徴とされています。


先程の少人数でのセッションで、参加者の方たちのエネルギーを洞察すると、こうしたヒーリング系の音楽を求められる方の多くは、凄く精神面で安定しているか、真逆で、非常に不安定な状態になっているかの両極端のエネルギーです。

なので、最初に演奏する時は、V質のエネルギー調整に意識を置いて、始めていくようにしています。


軽さ、変化、不安定さ、を取り入れながら、静かさ、優しさ、穏やかさ、温かさの要素を混ぜ、音を表現していきます。


場所的に許されるのであれば、横になって頂いて、こうした性質の組み合わせた音色のシャワーをずっと浴び続けていくと、緊張した神経系統がかなり弛緩していきます。


機械音とは違い、生の音色ですので、エネルギーが生きていて温かみがあり、より効果的なんです。


横になっていただくのが理想的ですが、椅子に座って行なっても、似たような効果が得られます。


その時に、より効果を出す為に、少し参加されている方に行なって頂く超簡単なセルフワークがあるのですが、それは企業秘密ということで…。


大体、みなさん、起きているか熟睡しているかの間のような感覚になります。ちょうどウトウトしているときのように、なんとなく外の車の通っている音や、自転車の通った音などはうっすらと聞こえている状態。


或いは、例えば電車に乗って座っている時、殆ど寝ているかのようでも、自分の目的の駅に着くと、ちゃんと目をあけることが出来るような状態です。この起きているのと寝ているとの間の状態が、メンタルの疲れを取り除くには、一番良い脳波だとされています。瞑想や座禅のような技術を使うことで、意図的にそのような脳波にさせることが可能になります。


癒音フルートを使って行うセッションは、こうした音をさまざまに組み合わせながら、曲として使って、このような脳波の状態に近付けながら、メンタルの疲れ、脳の疲れを短時間でリフレッシュさせようとする内容です。


多分、あなたもユルユルになります…。



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