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『小さな園の大きな奇跡』『マダム・イン・ニューヨーク』 ☆加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage

今朝のメルマガは、加藤るみさんの連載『加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage』第4回をお届けします。今回取り上げるのは女性が活躍する2本。るみさんが涙、涙の感動作と語る香港映画『小さな園の大きな奇跡』と、NYを舞台にしたインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』です。

加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage
第4回『小さな園の大きな奇跡』『マダム・イン・ニューヨーク』

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どうも! 加藤るみです。

夏が終わり、秋の始まりを告げようとしている今日この頃
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

この夏は、日本中が『シン・ゴジラ』に興奮した夏だったと言っても過言ではないでしょう。
2回劇場に行ってみて気づいたのは、上映後、
「なんかわからないけどスゴイ」という声が四方八方から聞こえてきたこと。
私の持論ですが、映画って「面白い」「面白くない」と言う前に
「スゴイ」という言葉が出たらもうOKな気がするんですよね。
それは、私が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を初めて観た時に思ったことで、
この『シン・ゴジラ』の凄まじさは日本映画の歴史に残ると思います。

今回『シン・ゴジラ』を観た人と何回か『シン・ゴジラ』談義をしてきましたが、
私の周りでは、「この映画を観ればもう今年の邦画は何も観なくていい」
というほどの、大絶賛の声ばかりでした。
「今の日本に本当にゴジラが現れたら……」
日本映画の一流のスタッフ陣が本気で描いた『シン・ゴジラ』は、
もはや現代のアイコンになりつつある映画だと思います。

そんな『シン・ゴジラ』に始まり、
『ゴーストバスターズ』や『ジャングル・ブック』『ペット』など 、
今年の夏映画は豊作祭りでしたね。

今回紹介する映画は、そんな大作に引けを取らない、
私が得意なミニシアター系の感動作、女性が活躍する香港映画とインド映画です!
11月公開の新作映画『小さな園の大きな奇跡』と、
インドのマダムに勇気をもらえる映画『マダム・イン・ニューヨーク』。
日本ではまだまだ馴染みの薄いアジアの映画、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

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