石岡良治 『現代アニメ「超」講義』  目次先行公開!!

PLANETSの新刊 石岡良治著『現代アニメ「超」講義』がPLANETS公式オンラインショップにて好評予約受付中です。発売に先駆け、本書の目次を先行公開いたします。
あらゆるジャンルの垣根を越え、600を超える作品・作家を渉猟した「日本最強の自宅警備力」を誇る超・オタク級の視覚文化学者が硬軟自在に分析した本書ならではの構成となっております。
なお、序文の一部はPLANETS公式オンラインショップにてご確認いただけます。

序章 細田守から考える─ 「環境としてのアニメ」をめぐって

ジブリ的「国民映画枠」を支えるキャスティング
細田守から考える
アニメをめぐる消費環境の変化

序章の解説動画はこちら

第1章 2010年代 深夜アニメ表現の広がり

深夜アニメの“雰囲気”をつくったノイタミナ
「ノイタミナ的なもの」の発生源
2005〜2007年に発生した「断絶」
1980〜1990年代のOVA文化が残した芽
1990年代末「深夜番組テイスト」のアニメへの流入
新海誠に端を発する背景表現の精密化
なぜアニメに「ルンバ」が頻出するのか?
男性アニメオタクコミュニティの現在
「【悲報】残り12話!」難民アニメとは何か
動画工房の“洗練”と“手堅さ”
深夜アニメにおける性的モチーフの変容
『月刊少女野崎くん』の画期性
P.A.WORKS と『SHIROBAKO』の達成
『true tears』『とらドラ!』と岡田麿里脚本
『あの花』が一般視聴者層にも届いた理由
深夜アニメ的想像力の転換期を象徴づけた『ここさけ』
実写映画とアニメ的表現のバランス
『のだめ』『ハチクロ』『ここさけ』― ティーンズのクリエイティビティをどう扱うか?
『とらドラ!』からアップデートされた恋愛要素
これからの「深夜アニメ的想像力」が向かう先

第1章の解説動画はこちら

第2章 シャフト・京アニの時代

「シャフ度」の特異性の底にあるもの
シャフトが確立した現代深夜アニメの定式
『ぱにぽにだっしゅ!』が確立した新しい群像劇
『ef』の巧みな空間設計
新房演出が広く支持された『魔法少女まどか☆マギカ』
アニメ版『打ち上げ花火』は失敗作ではない
今世紀アニメを象徴するスタジオ=京都アニメーション
「エブリデイ・マジック」と川のシンボリズム
『AIR』『MUNTO』『中二病』の“彼岸と此岸”
京アニはなぜ「巨大なもの」を苦手とするのか
ターニングポイントとしての『けいおん!』
京アニはキャラクターをどう動かしているか
アニラジ系作品の元祖としての『らき☆すた』
女性向けの視覚的快楽へと踏み出した『Free!』
多数の要素を潜在させていた『たまこまーけっと』
『響け!ユーフォニアム』はなぜ百合モチーフを入れたか
山田尚子監督の達成を示した『聲の形』

第2章の解説動画はこちら

第3章 今世紀のロボットアニメ

戦後アニメ史と並走してきたロボットアニメ
前世紀の「基準作」だった『ガンダム』と『エヴァ』
リアルロボットアニメは何が「リアル」だったのか
ロボットの魅力のみでは語れない逆説的状況
「宇宙世紀ガンダム」を支え続けるガンプラ市場
模型・ゲームの要素を持ち込んで生まれたプレイアビリティ
ガンプラが喚起する「体系性」と『∀ガンダム』の達成
ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか
『リヴァイアス』と『イデオン』のミッシング・リンク
『ガンダムSEED』と平井久司のキャラクターデザイン
プレ『ギアス』としての『スクライド』『ガン×ソード』
『エウレカ』と『ギアス』のOP・EDを比較する
富野由悠季アニメの継承という側面
『コードギアス』10周年プロジェクトが浮き彫りにしたもの
トリッキーな主人公としてのルルーシュ
秀逸だったクリフハンガー的シナリオ展開
ポリティカル・フィクションとしての巧みさ
CLAMPキャラクターが起こした化学反応
キャラクター類型からの逸脱が新たな類型を生み出す
サイコサスペンスとして受容された『エヴァ』
「集合無意識の魅惑」を拒否したルルーシュ
「快感原則」と「現実原則」の目まぐるしい交替
『ギルティクラウン』『ヴァルヴレイヴ』―「ポストギアス」の試行錯誤
『クロスアンジュ』が発揮した“ならでは”の特性
「ポストギアス」の『ガンダム』と『マクロス』
ロボットアニメの今後の展望と課題
子供に受け入れられた『シンカリオン』

第3章の解説動画はこちら

第4章 キッズアニメ──「意味を試す」

キッズアニメの領域
『クリィミーマミ』『ミンキーモモ』と「大きなお友達」
キッズアニメと「トイ」の関係
『プリキュア』のダンスCGは他の追随を許さない
アイドルアニメと実際の芸能界との距離感
長期シリーズであることがもたらす「シュール」
サンリオの偉大さを考える
『ジュエルペットサンシャイン』では“ヤギ”に注目
森脇真琴監督作品はなぜ「すごい」か
『プリパラ』におけるプリンス・プリンセス構図
シュール系コメディは欲望が着地しないことに意味がある
キッズアニメのナンセンスと子供の学習過程
「闘争性」を脱臼させるアニメ

第4章の解説動画はこちら

終章  2016年以後の世界──アニメの「神話論理」のために

2016年のアニメ映画3作品
3DCGアニメの定着をみた『けもフレ』『宝石の国』
『プリキュア』の集大成を示す『はぐプリ』
女性ファン層の存在感増大で起こったこと
細田守から新海誠へ
『FGO』はなぜアニメを必要とするのか

終章の解説動画はこちら

また、本書について、著者 石岡良治さんとPLANETS編集長 宇野常寛が語るスペシャル動画もYoutubeで公開中です。合わせてお楽しみください。


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PLANETS

生命を宿す絵=「魂画(アニメーション)」の深淵

動画すなわちアニメーション(animation)とは、ギリシャ語で「魂」を意味するアニマ(anima)に由来する言葉だ。日本を含む古代文明の多くが、森羅万象に魂が宿るとする信仰=「アニミスム(animism)」を持ち、当時の人々は万物の神格化に基づいた壮大な神話哲学体系を編...