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CHAPTER14 人類を前に進めたい(猪子寿之×宇野常寛『人類を前に進めたい』より)

PLANETSの新刊 猪子寿之×宇野常寛『人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界』が、先行予約を受付中です。
発売に先駆け、毎日、各章へ猪子さんがよせたステートメントを無料公開しています!
CHAPTER14のテーマは、「人類を前に進めたい」。

▼書籍の内容紹介
2015年からの4年間、チームラボ代表の猪子寿之氏は、評論家・宇野常寛を聞き手に、展覧会や作品のコンセプト、その制作背景を語り続けてきました。ニューヨーク、シリコンバレー、パリ、シンガポール、上海、九州、お台場……。共に多くの地を訪れた二人の対話を通じて、アートコレクティブ・チームラボの軌跡を追う1冊。(フルカラー)

CHAPTER14 人類を前に進めたい

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▲ 『意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在』 (Photographer:今城純)

 2018年に始まった「チームラボプラネッツ」は、「Body Immersive」な巨大な作品の中に身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、自分と世界との間にある境界の認識を揺るがすことを目指しました。裸足になって超巨大な作品空間に、他者と共に、身体ごと、圧倒的に没入する。人は都市の中では、自分は独立して存在できていると錯覚しがちです。自分と世界との間に境界があるかのようにすら思ってしまう。しかし本当は、そこに境界はなく、自分の存在は世界の一部であり、世界は自分の一部であるのです。(猪子寿之)

CHAPTER14では、豊洲の展覧会「チームラボプラネッツ」を主題としながら、チームラボのアート作品における、「Body Immersive」という世界観について猪子さんが語ります。チームラボにしかできないことをやっているのは「チームラボプラネッツ」じゃないかな、と語る宇野。他の鑑賞者とともに、巨大な作品世界に没入するその醍醐味を語り合いました。

さらに書籍では、このあと、猪子氏による解説「チームラボのアートはこうして生まれた」や、チームラボのアートをかたちづくるコンセプトマップが続きます。


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