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在りのままの自分を認める

「自分らしく生きる」っていうけれど、その「自分らしさ」って何だろう。

それは「ありのままの自分をそのままでいいと認める」こと。

それが第一歩。 

これ、認めるだけだから簡単なはずなのに、案外難しい。

つい「もっとよい自分」になりたいと考えてしまう。

以前、研究員だった頃は特に、その気持ちに追い立てられて走っていた。

常にアドレナリンを注入している感じ。

楽しいけれど、疲れる。

でも、立ち止まっていると置いていかれる不安があって、常に全速力だった。

特に会社員をしながら大学院に通っていたころは、毎日が忙しすぎて、記憶がない。

その全速力の状態の自分に、酔っていたのかもしれない。

全速力で走る必要のなくなった今でも

「今の自分より、よりよい自分」を意識してしまって、

「このままでいい」と認められないのだ。

だから、心が休まらない。

今、ここにいる自分に満足できたら、幸せだと思うのに。


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