自然と共生し、身体にも優しいコスメ

ラオスの自然に魅入られた人がいます。
本日のclubhouseのゲストは、ラオス農園を経営する山本浩士さん。

浩士さんは、今、ラオスの自然を守りつつ、肌に優しいシルクコスメ「inSui」を開発し、それを広めていく活動をしています。


彼を知ったのは、2年ほど前、本田健さんのオンラインサロンででした。
彼がラオスの地に行ったのは、上質のシルクを求めてだったそうです。
呉服店の従業員である浩士さんは、シルクの着心地の良さに感銘を受け、シルクのことを勉強し始めたそうです。
その中で、繭を一度熱で乾燥させてから作られるシルクよりも、一度も熱をかけずに作られるシルクの方が断然着心地が良いということを知りました。そこで、日本中の大学の先生に連絡を取ったり、学会などで学び、さらには日本の養蚕農家さんのもとでも勉強をしていたそうです。
その中で、シルクというものが実は人工皮膚になったり骨になったりと、生体材料として使われていると知り、着物にするよりも人々の役に立つのではないかと思ったそうです。
というのも、着物を一反作るのに、使うお蚕さんは2500頭!それだけのお蚕さんを使って作った着物が、箪笥の肥やしのようになってしまうのなら、それよりも別の活用の仕方をした方が、お蚕さんの命を使うことを考えてもいいのではないかと思われたそうです。

そこで、生体材料になるくらいの繭を手に入れようとした時に、有害物質を含まない土が必要となりました。有害物質を含んだ土で生育させた桑を食べさせてしまっては、それが最終的に繭にも含まれてしまうからです。
そして、有害物質を含まないきれいな土を探しているうちにラオスにたどり付きました。実は、ラオスにたどり着いたのはたくさんのシンクロニシティがあったそうで、まさに引き寄せ!
そして運命的に出逢った土地で桑を育て始めることになりました。

そしてできたシルクコスメ。シルクのタンパクは人間の体に合いやすいそうで、拒否反応をが起こりにくいそうです。テーマは「口に入れられるコスメ」口に入れられないものは含んでいないそうです。すごいこだわり!そして、安心です。
特に浩士さんが進めていた石鹸(石鹸成分は含んでいないそうですが)は目に入ってもいたくないそうです。この石鹸で髪を洗うと、髪が太くなったり、生えてきたという感想もあるとか!

このシルクコスメは、髪にもお肌にもよいわけですが、土に有害物質をくわえない、熱風乾燥しないので、お蚕さんを生きたまま回収できるということで、ラオスの自然にとってもよく、さらに、現地の人たちが丁寧に手作業で繭を作って紡いでいるということで、現地の仕事の確保にもなっているそうです。

実は、今、浩士さんはクラウドファンディングをしているのですが、その返礼品としてシルクコスメ「InSui」のセットもあります。さんざん迷って、私はお試しセットがついてくるものを頼みました。身体によいコスメというものに惹かれて頼んだのですが、それが、ラオスの自然や経済も守ることになると思うと、なんだかとてもうれしくなりました。


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