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思い出したこと

私の祖母は、私が2歳の時、私の目の前で階段から落ちて亡くなりました。
目撃者は私ひとり。2歳の時だから、記憶などないはずなのに、断片的に覚えているのです。
私の方を見て笑顔で階段を降りてくる祖母。そして、バランスを崩し、頭を打って、、、次の画面は畳の部屋に寝かされている祖母。
最後の言葉は「お前はこんな風になるんじゃないよ」でした。
母によると、祖母は頭を打った瞬間に気を失っていたそうなので、何か話せたはずはないそうです。
でも、私の脳裏にはその情景と言葉がはっきりと残っています。

昨日が誕生日だったこともあり、新しい自分として今日からまた踏み出そうと、セッションを受けました。解決したい課題は「自分の中にある罪悪感や義務感を手放したい」。
私は、何か楽しいことをやろうとするときに、「ホントにこんなことをやっていいのだろうか?」とか、「自分のやりたいことよりも、人のためになることをやらないといけない」といった気持にさいなまれてしまい、ワクワクすることに思い切り踏み出せないというところがあります。その気持ちがなくなれば、もっと自由に好きなように羽ばたけるのに、と思っていました。
なぜそのように感じてしまうのかが分からなかったのですが、ヒーラーゆうかさんによって、その理由が分かったのです。

すなわち、祖母の階段からの転落と死について、幼い私は「私がそこにいたから、おばあちゃんは私を気にして足を滑らせたのだ。」と思ってしまっていたのです。
ずっと忘れていたのに、、、。
それを思い出した瞬間、涙が止まらなくなりました。
私の誕生を誰よりも喜んでいたという祖母。
家が貧乏だったから、学歴はなかったけれど、とても聡明な人だったそうです。
そんな祖母は、赤ちゃんだった私の子守をしてくれて、いつも一緒にいろんなところに連れて行ってくれていたそうです。
ゆうかさんによって、産まれた時のことを思い出したとき(実際に思い出しているのか想像の中化は分かりませんが)笑顔で私の顔を覗き込む祖母の顔がありました。

もっとおばあちゃんからいろいろ教えてほしかった。おしゃべりしたかった。おばあちゃん孝行もしたかった。
そんなおばあちゃんは、階段の下で待っている私を見て、一瞬バランスを崩してしまったのかもしれません。だから私は心の底で、「おばあちゃんを死に追いやってしまった」という罪悪感と「こんな風になるんじゃない」と言われたことを守ろうとする義務感をずっと抱えてきてしまったのでしょう。

イメージの中の祖母に、あの日階段の下にいたことを謝ったら、「そんなことは関係ない」「お前はいい子だよ」と言ってくれました。ありがとう、おばあちゃん。

私は、もうきっと大丈夫。

よく分からない罪悪感があったら、けれど、その原因が分かりました。
これで、新しい一歩を踏み出せそうです。

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