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やりたいことが分からなくても

私が持っている疑問に、明快に答えを出してくれた本があります。
それは、永松茂久さん、通称しげにいの「人生を言いなりで生きるな」(きずな出版)

この本の中に「やりたいことをやろうブームから解放されよう」という章があります。
実は私は、「やりたいことをやろう」と思って会社を辞めてから、やりたいことが分からなくて長い間路頭に迷っていた身。
周りの人はみんなやりたいことをやっているのに、なぜ自分には見つからないのだろう?と思っていました。

厳密には興味があることはいくつもあったのです。でも、やってみたら違った、というパターンばかりで、一生懸命勉強したのに、3か月~1年もすると、「これがやりたいことではなかった」と気づきやめてしまうパターン。
同じ時期に独立、起業した人の中には、きちんとビジネスを回し、その道の専門家と呼ばれるようになっている人もいるのに、なぜ自分はいつまでも同じところをぐるぐるしているのだろうと思っていました。

でも、この本の中に、やりたいことが見つからない理由が書いてあり、その理由が分かったらホッとしました。すべてはここには書きませんが、一番初めに書いてあったのは「すでに満たされているから」。これはピンときました。贅沢なことですが、私には結婚しているダンナさんがいて、生活費は彼が出してくれます。子どもも予定通り二人。念願のログハウスも手に入れました。
はっきり言って、私は特に何もがんばらなくても、今の生活を続けることができます。
何か仕事をしないと生きていけない、そんな状態ではないのです。(贅沢なことですが)

もし、自分も収入がないと生活が成り立たないような状態であれば、どんな仕事であろうと、目の前の仕事を必死にしっかりやっていたでしょう。でも、そうしなくてよい立場であることで、「やりたいことをしなければならない」と変な課題を自分に与えていたように思います。
でも、この本は、もっと気楽に目の前のことを一生懸命やっていった先に、やりたいことが待っている、と言ってくれています。
やりたいことを必死で探すよりも、まずは自分のところにやってきた仕事にきちんと向かうことが大切なだと気づかせてもらいました。

今、どう生きるか迷っている方、ぜひ、手に取ってみてください。


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