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あなたはもともと価値のある存在

本田健さんの『新訳 引き寄せの法則』の中に「あなたはもともと、価値のある存在」という見出しがありました。

人々はみな「資源には限りがある。だからその資源を自分が受け取る価値があることを証明しないといけない、と思っている」「自分には価値がない、だから、自分が価値があることを証明しなければならない、と信じている」と書いてあり、「そんなことを証明する必要はない。あなたは生まれただけで価値があるから」と続きます。

この「自分には価値がない」という思い込みは、呪縛のようにいつでも心を縛っているなあ、と思いました。

例えば、質の良いオーダーメードのスーツがほしいのだけれど、そんな高いものは自分にはもったいないから、既製品でいいや、とか、高級なお寿司の方がおいしいけれど、そんなものを食べる価値が自分にはないから回転ずしでいいや、とか。
そんな特別なものでなくても、見渡すと、自分にはこの程度がちょうどよい、と思って購入したものが身の回りにはあふれています。
もっと言ってしまえば、自分の夢も、今の暮らしや能力なら、この程度が妥当だと思っているものかもしれません。

では、その考えはいつからだったのだろう?と自分の子どもについて考えてみると、2~3歳くらいの頃は、ほしいものは何でも欲しいと言って、実際もらえるものだと思っています。それが、小学校に入るころには、なんとなく、特別なものは、特別な時にしかもらえないと思い込んでくるようです。そう思い込むのは、親からの言葉だと気づきました。
「これほしい」と言われれば「いつもいつも買ってもらえると思わないでね。」とか「誕生日が来たら買ってあげる」とか。もっと具体的に「そんな高いものは買えない」などと言っていたかもしれません。
つまり、いつの間にか「あなたにはこれを簡単に手に入れる価値はない」と子どもに植え付けてしまっていたのです。
これはショックでした、、、とはいえ、どう言ったらいいのか。やはり、自分の観念を書き換えないと、子どもにも同じ観念を植え付けてしまうということでしょう。

ある人が、ベーシックインカムについて素敵な解釈をしていました。
ベーシックインカムは、何もしなくても支給されるお金のことで、これが実現化すると、人は嫌いな仕事をお金のためにやるのではなく、収入が保証されているから、好きなことをして生きていけるようになる、とも言われています。
つまり、「その人が存在するだけで価値があるのだ」ということをリアルに体現できるのがベーシックインカムだというものでした。
この考えには反対意見もあるでしょうが、私は、とても素敵な考え方だと思いました。
あなたは、どう感じますか?

私はそのままで価値がある、そう、みんなが感じることができれば、世界はもっと鮮やかに、活力あるものになるのでしょう。
そんな世界が実現するように、まずは、自分自身が、自分に価値がある、と信じるようと思いました。

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