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物理教師(男性)が別の高校の生徒に「あなたは育児休暇をとりますか?」と質問する。生徒はなんと答えたと思いますか。10秒考えてください、10.9.8.......0!正解は?

2022年2月のある夜、高知県立嶺北高等学校公営塾燈心嶺でオンライン授業が行われました。授業の最初は甘えるような女の子(スピーカの長女、3歳)は徐々に「いつもはもう寝る時間なのに、パパ、もう寝ようよ!!!」を連発し、パパ先生はオンラインの画面越しに並ぶ生徒と娘の間に板挟みになると言うシチュエーション。これが真実なのです。みんなのお父さんやお母さんもそんな中で子育てをしてきたんだよーーーー、と言うリアルな授業が行われました。(ここで本当は動画を見せたかったが、それは家族の10年後のお楽しみにとっておきましょう!)

さて、イクメンの本当の姿、はかなり素敵である。イクメンかイケメンかよくわからない、私の親友でもある。彼の授業の中で大切なことがいくつもあったのだが、私が特筆したいのはこちら。

<清水講師の授業より私が感じたこと>
・出産は女性にしかできないが、それは一つのきっかけにもなる。男性にはそれがない。なので育児休暇を取ることは自分の人生を振り返ったり、未来を考えることの大きなきっかけにもなり、チャンスにもなる
・仕事をするより育児の方がはるかに大変である。それは両方やって初めてわかること。育児を自分でやって初めて、親が自分をどのように育ててくれたのか、どんなに大変だったのかがわかる
・今の育児休暇はかなりお得だ。給与保証が想像以上に良い制度になっているので、そう言うことや、将来のお金のことを考えるためにも制度自体を自分で見た方が良い。これは育児休業保証に限らず、いろんなことに関係する。
・僕自身、昔は子どもは絶対欲しいとは思っていなかった。しかしパパになってみて、子どもたちが与えてくれる幸せをすごくすごく感じている
・何よりもすごいのは、「僕、1年育児休暇とったんです」と言ったら、保育園のみなさん(保育士さんから保護者までの全て!)に、こんなに褒められることはないほどに褒められる(こんな気持ちの良いことはかつてあっただろうか、、、)
・etc...

日本中から集まった高校生たちは何を感じただろうか?私が一緒にグループワークを行った別の高校の女子高生は「育児休暇などの話が学校であるときは大抵が女性のスピーカーだったのでとても新鮮だった。授業の始まりから途中まで女の子(スピーカの長女、3歳)が、最初は機嫌が良かったのに、徐々に不機嫌になって大声を出したりしていたが、私は一番下の兄弟が2歳だから、見慣れた光景だった。本当に親は大変だと知っているから、だから彼女がとっても可愛かった。自分が小さい時もこんなだっただろうし、学校の先生たちも家に帰れば親でもあり、こんなに大変なんだと言うことを知るのも良いことだと思った」と。しっかりしていてすごいな!と思う私でした。また、一緒だった男子生徒は広島の地域みらいの高校で学んでいた。彼は素直に「高校生の僕に、あなたは将来育児休暇をとりますか?と聞かれたこと驚いた。しかし、自分ごとなんだと気がついた」とかっこいいことを言ってくれて嬉しかった。やはり、教科書やニュースで「なんとなくこんなものかなー」と綺麗に作られた映像を見るのと、リアルに目の前で、先生が話しているところで子どもがパソコンをめちゃくちゃに触ってプレゼンが中断したり、「いつもなら一緒に寝る時間なのにどうして寝てくれないのー」と拗ねる姿は新鮮だったと思う。私も息子が小さかった時、一緒に寝ながら、夜中にこっそり起きて仕事を再開していたことを懐かしく思い出した。(しかし、今思えば、あのまま寝ているべきだったのかもしれませんね、、、)

振り返りシートに「考えが変わりました。ありがとうございました」とあったのが印象的でした。

イクメン先生に会いたい人は、彼は時々定額住み放題 多拠点生活プラットフォームADDressを利用して日本中を娘と旅しているのできっと会えると思いますよ〜

終了後に振り返りミーティングをいつも行うのですが、「そもそもこの授業はどのようなつながりで実現したのですか?」と言う質問が出た。私も忘れそうになっていたのだが、、、
<登場人物>
・ななみさん・・・地域みらい留学生としてココにいる東京の高校2年生
・岡田先生・・・公営塾燈心嶺の先生
・わかさん・・・私
ななみさんとわかさんは3年前、ななみさんが中学2年生の時に東京のとある学校で知り合った。その学校の生徒がカンボジアにスタディツアーで来る予定になっていた。その日本の窓口がわかさんだった。ななみさんは小学校の時にカンボジアに行ったことがあり、その件で説明会の際に意気投合した。当時、その中学校はSNS利用が進んでいて、Facebookアカウントをみんなで作って、ツアーに関するやりとりをしていた。しかし残念なことに、コロナが始まり中3のスタディツアーは中止になった。なので、その後はななみさんのカンボジア行きは叶わなかったのだが、地域みらい留学でこの学校に来ることを知り、わかさんが「学校で面白い授業をしない_」と声をかけ、そこから岡田先生に話をしてもらい、ななみさんが主体で行った1回目の授業が行われた。その授業の様子はこちら!




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