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あれから何年経っただろうか?キリロムでワーケーションしながら思うこと。自分たちを、世界を切り開く仲間たちに脱帽。

最後にキリロムに来たのは2020年の2月だ。その後、COVID-19は本格的に世界中に広まった。世界中に、というよりも、世界各国の国内でも広がり続けた、というのが正しいかもしれない。国によって対応も様々で、2022年6月時点でも状況が異なるのはご存知の通り。カンボジアでは一般市民?はマスクをしていない。(私もしていない)ウクライナでは戦争が起こり、世界中がオンライン授業にwork from homeと生活環境も激変。日本の満員電車も一時的にはガラガラになっていたが、今頃は元に戻っているのかな?生活先進国では週休三日制も増えつつあり、日本でもそんな声もちらほら聞こえるが満員電車とは相関関係はない様子。

私自身は2020年のカンボジアの後は、ルワンダに3週間、デンマークに半年生活し、日本に帰国して起業するという流れとなった。その間に配偶者は退職し、先月息子も全寮制の学校を卒業し、自分も含めていつもいない人のいる自宅が本当にキツかった。自宅にいる息苦しさから脱出しないと自分がいつもイライラしていることに気がつき、元同僚が声をかけてくれたタイミングで約半月のカンボジアワーケーションを決心した。自宅にいること、自宅でずっと仕事をするのが本当に、本当に辛かった。きっと私のような人はたくさんいただろう。これまでの日本の家は「寝に帰る」ようにできているのではなかろうか?家族全員が仕事や学校に行き、特に都会では片道1時間以上かかることも当たり前という距離・交通事情で、自宅に帰ってからは疲れを癒して寝るだけという間取り。私はオンラインで学校授業を行っていたので、個室がなくて自宅内を右往左往。ミーティングのために車に移動したこともあった。電話がかかってきたらベランダへ出るとか、、、各家庭ごとにいろんな事が起こっただろう。なんとか一人になりたい、と思っていたところに多くの知人が海外出張を再開している話を聞き、よし、私も行くぞ!と航空券を予約した。6月1日からジェット燃料の関係でエアチケットが大幅値上げというニュースを聞いて、その日のうちにカンボジア行きを決めた。

松林に芝生を敷き詰めたvキリロムの実験景観。別荘地として観に来るカンボジアの方々には好評の景色。

キリロム工科大学の学生たちは今週いっぱいまでオンライン授業という事で大学寮に戻っている学生は少ない状況だった。私は旧知の先生方やスタッフと親交を深めながら徐々に自分らしさを取り戻している毎日。そして自分らしさってなんだろう、と考えたりも。日本にいる方々とオンラインで事業に関する相談もした。自宅では個室がないので、自分の弱い部分を聞かれるのが辛いとなかなかそんなミーティングもできなかったのがストレスになっていた。いろんな意味で解放されたのが今回の旅だった。

メニューにないスイカジュースをリクエスト。本当においしい。御賞味あれ。

キリロムには日本人はもちろん、インド・フィリピン他の国々から働きに来ている人も多い。大学・インターナショナルスクールの先生や事業スタッフだ。この2年はどこにいても大変だったと思う。自国の親や子どもたちの事が心配だったに違いない。日本国内だけでも家族に会えない辛さは相当なものだったのだから。やはり海外で働く人たちは、目に見えないリスクを負って頑張っているのだな、と感じる旅であった。(どこに住んでいても同じだよ、という人がいることも知っている。そこは私の主観なのだからお許しあれ。)

フィリピン・日本の先生と

久々に来たキリロム国立公園近辺にはたくさんのリゾートができていた。vKirirom Pine Resortができる前には1件しか他の宿泊施設がなかったのだが、今では7,8件のリゾート(簡易なものもあるが)ができている。そして、コンビニやカフェもできていて、これからますます地域を発展させようとしているこの国の人たちの意気込みが感じられた。vKirirom Pine Resort の敷地内も道路拡張、学校施設の増築、ツリーハウス、保育施設ができていたり、、、にも驚いた。コロナ禍での事業拡大に必要なものには投資が必要だ。

大人気のATVに乗ってみた。250ccだ。ジャングルを駆け抜けるのだが、自分が飛び出すんじゃないかと少し怖かったが快適だった。また乗ってみよう!

キリロム国立公園の周辺に、大きな大きな寺院の建築が進められていた。2年前から開発が始まったらしいが、いつ完成するのだろう??という人数で建築をしていた。大木のたくさんある敷地だったのでパワースポットになりそうだ。

葉っぱの葉脈を道に見立てて仏像や建物ができるらしい。
最初にできた本堂の中は経典?がビッシリ。仏教の学校もできるそう。

様々なゴミから作り始めたココナッツスクールは大きく進化していた。建物はもちろんあらゆる備品も増えていて、組織が地域に受け入れられサポートする企業も増えている事が一目でわかった。発展しかない若い国カンボジア、そしてキリロム。これからもkeep in touch 、よろしくお願いいたします。

古いタイヤから出来ているワニ
増築が進み、どこまでもつながった可愛い建物
ビール缶の底やペットボトルのキャップを利用した絵は健在。アーティスティックな空間も広がっていた。



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