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12月7日、静岡県の県立高校で授業「しあわせってなに?」(寄付講座)を行いました。嬉しかったことがたくさんありました。

(写真は、、、実はもう飛行機に乗りたくて仕方がなくて、、、この画像を使わせていただきました!)

「オンライン授業をやりたいんです」というヒトコトでこの授業は実現しました。実はある先生の「お誕生会イブ❤️オンラインの集い」で一緒になった先生からお声がけをいただき、とても嬉しかったです。なぜ嬉しかったか?だって、自分の知見を求めてくれる人がいる、大切な生徒たちに授業をさせてもらえる、のだから。

私たちは活動を始めて8ヶ月。10校約1000人に授業をしてきました。実施校の先生方からのフィードバックを次の授業に反映し、今回は授業中に質疑応答を入れました。スピーカーは現場にいないため、リアルな双方向性・一体感を出すための工夫として、slidomentimeterを使ったり、ワードクラウドに簡単なQAやクイズをプレゼンの中に取り入れたりしてきたのですが、やはり現場にスピーカーがいるのと同じ臨場感は出せません。代わりに、オンラインだからできること、を取り入れ、かつ、40-50分の授業のなかで全てを展開し、一人でも多くの生徒に「透明の箱に気付いてもらう」をおこなってきました。

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今回は、先生がさらなる工夫をしてくださいました。Out of Boxの授業を単体にせず、授業を4回セットにしてくださり、その中の3回目が「デンマークでの生活を経験した人」という形になりました。泣きそうなほど嬉しい演出でした。(もちろん、先生は生徒の未来に一番良い方法をとっただけで、私がこんなに嬉しかったとはご存知ないと思います。本邦初公開!)これまでは提案型の1.2回単発のオンライン授業をしていたものが、複数授業一体型に組み込まれました。ある意味、必要不可欠な部品、になれたのだと思いました。

私の授業の前に生徒からの質問を受けておき、それをできるだけ授業の中で話し、講師の伝えたいことと、生徒の知りたいこと、教師の考えを一致させるというのは初めての試みでもありました。それはとても重要なことで、授業がその時限りでなく、そして、学校から生徒への一方向のものでも無くなっているのだと感じました。これは、この先生の工夫であり、知見であり、表現力であり、本当に嬉しかったです。この仕事のwakuwakuは、頑張っている先生方とダイレクトに意見交換できることかもしれませんね。

私たちの授業は半分が講義で半分がワークショップです。「日本の社会は個人のシアワセを尊重しているか、していないか」をテーマにグループで話をしてもらいました。こんな意見も出ていました。
・日本は他人に無関心な人が多い
・日本は一人ひとりが社会全体よをよくする、より個人がよくなる、ことに目が向いている(というニュアンスだったと思う)
・「ヒトと違う」ことがNG
みんなの言葉が、とても重く感じられました。そんな社会を作ってきたのは私たち大人であり、それがさらにひどくなるか、昔?のような人間関係を作れる社会に改善していけるかが若者に課せられているとしたら、とても申し訳ない気がしました。そうだ!大切なことがもう一つ。「では5分で話し合って、グループで発表内容をまとめて〜」との先生の一言で、みんな、あっという間に話し合い、意見をまとめてくれました。やはり、このような授業をたくさんやっている先生の生徒は、未来が明るいな、社会で生きていきやすいな、と思ったのも事実です。

さて、授業中に「何か質問はありますか?」と声がけをして、手をあげてくれたのは一人でした。日本では大人のイベントであっても、起業家の話のようなものでなければ、質問はなかなか出ないのでそんなものだと思っていました。ところが、授業が終わってから、3,4人の生徒さんが順番に質問に来てくれました。やはり、「質問はありますか?」という、質問を受け付ける態度をスピーカーが取れば、質問したいと思っていた生徒は後で来てくれるのです。これまでは、「時間通りに終わること」を本当に真剣に取り組んできました。大人のイベントと違って、学校の授業は短い休みの後に、すぐ次の授業があるのだから、と。これも思い込みだったのかもしれません。「もう5分、10分ください」って言えていたなら、そうなったかもしれないな、と。現にこちらの授業では、生徒がすでに集まっていたので、5分早く授業を開始できました。それがいろんな意味で全体を良いものにしていました。先生に感謝しかありません。

ということで、私も「言われるように、できるだけ」から、「もっとこうできませんか?」とぐいぐい行ってみよう!と思った次第です。

どうもありがとうございました!静岡は近いから、次回は行きますねーーー!

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