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12/20 自分探しをしていた自分へ、自己理解せよ

こんにちは!Meeeラボ6期生のともき(ドイツ)です!

この記事は、何者かになろうとして、
自分探しをしていた自分への、自戒をこめた記事です。そんな私の原体験を、お読みいただけたら幸いです!

自分さがしの旅

突然ですが、あなたには夢がありますか?
ない人、ある人、ぼんやりしている人、様々だと思います。
私には公務員になるという夢がありました。大学1年生の夏。

ただ、それって本当にやりたい仕事じゃなかったんですね。

高3の時に学校の先生に相談しました。
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僕「将来の夢がないんです・・・。」
先生「そうか~公務員なんてどうだ?やりがいあるぞ」

僕(そうか・・・公務員はやりがいがあるんだな・・・)

両親に相談しました。

僕「将来の夢がないんだよね~」
親「公務員とか良いじゃんけ~安定してるし」

僕(そうか・・・公務員は安定してるんだな・・・)

僕「¨とりあえず¨公務員でいっか!」

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そんな感じで、地元の大学の法学部に入学しました。
でもそれって、心からやりたいことではなかったので、
全然ワクワクしなかったんですね。

心のどこかにいつも穴がぽっかりと開いているような感覚でした。

「自分は自分を生きているのか?」
「本当はどうしたい?」
「・・・全然わからない。」

そもそも、自分って何者なんだ?

僕の「自分探し」の旅が始まりました。
それはまるで、コンパスも持たずに大海原に出航する航海士。

何者かになりたくて。何かをしたかった。
いや、自分の存在を証明できる何かが欲しかっただけなのかもしれない。

だから、自分を見つけようと、自分らしくないたくさんのことにチャレンジしました。
下は僕が大学生時代にやったこと一覧です。

【活動系】
✔ 大学のボランティア部でボランティア
✔ 青年赤十字奉仕団山梨県支部 代表
✔ 山梨県庁保健福祉部 肢体不自由児育成事業 学生部立ち上げ
✔ 山梨初 学生から運営までするお店 シェアスペースiira 5期オーナー
✔ 山梨学生交流会 運営実行委員
✔ やまなし経営者と学生の交流会 運営メンバー
✔ 自己変革プログラム myself 運営アシスタント
✔️学生団体「アイデア湧く湧く!(ワクワク!)ワークショップ」を立ち上げる。
✔️ファシる人フォーラム ゲスト講師でワークショップ

【プライベート】
✔️ 童貞を3Pで捨てる(嫐・後日記事書く予定です。)
✔️先輩のヒモになる
✔️国内ヒッチハイク(大阪・名古屋・仙台など)
✔️中古のBMWを買う
✔️タバコを吸ってみる
✔️自己啓発本を読み漁り、セミナーに通う

ブレッブレですよ。ほんともう!
「あっこれ将来のために必要かも!」とか、
「これしたらすごい人になれそう!」やら
「憧れの先輩がやってるなら、僕も!」なんて判断軸で行動選択をしていました。

もちろん、やって良かったことや現在も継続しているものもありますが、自分のことをよく知ろうともせずに、たくさんのことにチャレンジしていた訳でございます。

だから、たくさんの風呂敷を広げて見たはいいものの、なんとなく中途半端で終わったり、メンバーのみんなに迷惑をかけたりして、その度に不甲斐ない思いをしていました。

そして、自分らしくないことをすればするほど、社会の常識で行動を選択すればするほど、
ますます「自分ってなんだろう?
と悩むようになりました。

活動をしている自分に価値があると思い込んでいたので、自分で自分の長所も言えずにいたんですね。

そこで出会ったのが、
ストレングスファインダーです。

ストレングスファインダーとは

ストレングスファインダーとはギャラップ社が40年にわたって行ってきた「人間の強み」に関する研究に基づいて人々に共通する34の資質を言語化し、それを発見するために開発されたツール。

177問の質問に答えることで「人間関係構築力」「実行力」「影響力」「戦略的思考力」の4つのグループからなる34の資質の中から自分を特徴づけるTOP5の資質を知ることが出来る診断です。

2018年末の段階で、全世界2000万人以上がストレングスファインダーを活用した診断を受講していて、個人の才能を伸ばしたり企業内でのマネジメントに使用されたりと様々な用途に使われています。

僕のTOP5の資質は
「包含」(人間関係構築力)
「自我」(影響力)
「適応性」(人間関係構築力)
「運命思考」(人間関係構築力)
「共感性」(人間関係構築力)

という結果でした。

人より承認欲求が高いと思っていたので「自我」の資質が出た時は「あ〜やっぱりか〜」と思いましたし、無計画で気分的に行動する点はまさに「適応性」の資質でした。
1位の「包含」については、これが当たり前だと思っていたので、逆にびっくり。みんなそういう価値観や考え方を持ってないんだ・・・。と少し驚いたのを覚えています。

以外だったのは5位の「共感性」の資質。
昔から「空気が読めないよね」と言われたり「人の話聞くのめっちゃ下手だよね」と言われ続けてきたので、共感する力なんて全くないと思ってたんですね。

そこが自己理解をする上でのストレングスファインダーの落とし穴でもあり、極めて素晴らしい点でもあるのです。

資質とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンのことを言いますが、上位資質は転じて「才能のかたまり」という表現をよくされます。つまり、上位資質 = 強みというわけではなく、「弱み」と「強み」の振れ幅が広いメトロノームのようなものだと思って頂けたら分かりやすいと思います。

だから、短所として出ているものが普通に上位資質に出ますし、資質の組み合わせによっては、自分の強みが他の資質によって相殺されている場合があります。

ストレングスファインダーは受診しただけではほとんど意味はありません。お医者さんにかかることも「受診」と言いますが、病院に行っただけでは、病気や原因が治るわけじゃないですよね。

手術をして、リハビリをしてはじめて治ったと言えるように、弱みとして出てしまっているものを常に強みの領域に出せるようにする必要があります。

だから、自己理解が必要

資質の形成過程には2つあります。

①遺伝などの先天的特質
②後天的な経験や環境によって培われるもの

つまり、自己理解をするにあたって、
僕がどのような過去の体験から身につけてきた強みなのか、深掘る必要があったんですね。

自分の中の北極星を探しに行きました。

僕にはいじめられていたという過去があります。1位と2位の包含と自我の資質は、いじめられた小学校時代が深く関わっていることが過去の深掘りの中でわかってきました。

いじめられていたその裏には「ひとりの人間として僕を認め、みんなの仲間に入れて欲しかった」という想いがあったんですね。

だからこそ、高校2年生の頃の孤独は辛かった。
僕は生徒会の活動が好きで、学園祭の準備期間に生徒会の方ばかり行っていたら、いつのまにかクラスで孤立してしまっていた。

また、あの時の孤独を味わっていることが、
どうしようもなく辛くって。どこへ行っても居場所がないように感じて。
1度命を投げ出そうとしたことがあります。
でもその時に両親からメールが届いたんです。
「あんたどこ行ってるの?
ご飯冷めちゃうよ、早く帰ってこおし」
って。そのメールを見た時に、僕はなんて愚かなことをしようとしてしまったんだろうと、十分に愛を貰って生きてこれたじゃないか、って。強く強く感じたんです。1通のメールから。

今思い返せばその経験があるから、
人は生きてるだけでハッピーなんだな」という価値観を持つようになったんだと思います。

それで、その人のありのままを認めようと思って、包含の資質が1位になったのだと思います。


今では、ひとりでいる人には臆面もなく話しかけてしまうし、誰でも受け入れてくれる居場所のようなコミュニティスペースが大好きです。

こんな風に、1つ1つ自分の過去を見つめなおしていったら、違う風景が見えてきたんです。

活動という鎧をまとうことでしか自分を認めてあげられなかった自分が、自分に対しても「ありのままでOKなんだよ〜!」と認められるようになりました。

自分の1番の理解者が自分になった瞬間、
あっ、これが自己理解ってやつ?」
となんだか腑に落ちたんですね。

自分探しから自己理解へつながった瞬間でした。

とはいえ、まだまだ旅の途中。
これからどんな道を歩んでいくのか想像もできないけれど、自己理解を通してありのままで生きていける人が増えれば良いなとお節介ながら思っています。

Meeeラボのみなさんにありったけの感謝を込めて。
最後までお読みいただきありがとうございました。シェア、感想大歓迎です。

いのうえともき(ドイツ)

泣いて喜びます。