マガジンのカバー画像

暮らす会のススメ(井戸端メソッド運用マニュアル)V.1.0

7
暮らす会の企画・運営マニュアル *暮らす会とは、井戸という「場」を地域にあるコミュニティスペースに置きかえて、いろいろな「体験」「対話」を地域のひとたちとともに共有しあう暮らし… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

はじめに

かつての日本もそうであったように、いまでも世界のどこかの国では、井戸のまわりで女性たちが洗濯をしながら世間話に花を咲かせる光景がみられます。うわさばなしにはじまり、子どもの教育のことや仕事の紹介まで、暮らしに欠かせないさまざまな情報が井戸のまわりでくり広げられています。現代の日本においても、情報交換の主流はネットにとって代わりつつあるものの、家事・育児のあいまでご近所の人たちと言葉を交わすひとときは、地域で暮らすうえでたいせつな役割をはたしています。『暮らす会』は、井戸という

Ⅰ.原則

平日・昼間に開催する暮らしを支えるヒトモノカネの多くは平日昼間にうごいています。仕事をもつヒトもそうでないヒトも「暮らしに向き合う」という気持ちをもってもらえるように、あえて平日昼間の開催をすすめています。 コミュニティスペースを利用する公民館やレンタルスペースなど多数で集い話ができることを目的で使用できる施設をさします。カフェなどを貸し切ることも方法のひとつですが、料理を注文したとしてもファミレスはやめましょう。また、参加者のフラットな関係性を保つために、誰かの自宅などで

Ⅱ.流れ

1 オープン(目安:スタート15分前) ↓ 2 スタート(目安:5分) ↓ 3 『ひとりひとり自己紹介』 ↓ 4 『みんなでワーク』 ↓ 5 『ゆるやかな解散』 ↓ 6 クローズ(目安:『ゆるやかな解散』から15分後) 時間と場づくりの研究所『ワーラボ』 www.walabo.strikingly.com

Ⅲ.構成

1 オープン受付や遅刻者への対応のために、スタートの【15分前】を目安に会場を開けましょう。また、参加者が身支度を整えたり、全体の緊張感をとりのぞいたりするためにも大切な時間となります。発起人(⇒Ⅴ.運営)は全体に向かってつねに語りかけ、なごやかな雰囲気をつくりながらスタートに導くことがポイントです。発起人が黙っていたりすると、はじめての方は戸惑いますし、顔なじみ同士はおしゃべりが弾んでしまいスムーズにスタートできません。 **なごやかにスタートさせるためのポイント**

Ⅳ.企画

1 仲間をさがす「暮らす会をやろう!」と思ったヒトが発起人(⇒Ⅴ.運営)となり、暮らす会の主旨に賛同してくれる仲間を探すことからはじめます。発起人を含めて2〜3人が良いでしょう。仲間は、参加者集めから実施までさまざまな形で協力してもらうために大切なパートナーとなります。もちろん仲間だけで暮らす会を開催することもできます。 2 ワークをきめる仲間と相談してワークの内容と規模(人数・時間など)をきめます。仲間が興味関心があることを選ぶと良いでしょう。ワークは暮らす会のメーンイベ

Ⅴ.運営

1 ヒト暮らす会はつぎの3タイプの関係者から成り立っています。全員で『暮らす会員』とよび、『発起人』と『仲間』を合わせて運営チームとします。 『発起人』(運営チーム・リーダー) 「暮らす会をやろう!」と思ったヒト。多くはこれを読んでいるあなたになります。 『仲間』(運営チーム・メンバー) 暮らす会の趣旨に賛同してくれたヒト。いっしょに暮らす会を開催するパートナーです。 『参加者』 発起人と仲間で企画した暮らす会に参加してくれるヒト。次の暮らす会の『仲間』になってくれるか

暮らす会ファシリテーター認定制度

暮らす会をより深く広くひろめていくため、継続的に暮らす会を実施していこうという方を対象に暮らす会ファシリテーター認定を行なっています。 ★認定申請方法★ 手順1. 以下の1.〜4.についてメール本文にて記し、walabo.jp@gmail.comまでお送りください。 1.お名前 2.連絡先(①住所 ②電話番号 ③メール) 3.開催エリア *「○○県○○市○○」まで 4.作文『あなたにとって暮らしの豊かさとは?』(400文字以内) 手順2. 以下を購読し、表示される

有料
3,500