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失敗しないリフォームって、なんだろう?

はじめまして。

まるっとおまかせ、オールインワンリフォーム
ワレアレア合同会社 代表社員のエミリーです。

女性の視点、感性で、リフォームデザインからインテリアコーディネート、そして施工の現場監督までオールインワンで行うことで、お客さまの思いを現場の職人さんまで一気通貫(ちょっと硬いですね~)で住まいに吹き込んで幸せをカタチにするお手伝いをしています。

noteを始めたきっかけがあります。

リフォームの仕事を始めてから数えるともう30年を超えました。有難くも、これまでリピートで、また、ご紹介いただいたお客さまのお陰もあり、Facebookで少ーしだけで、きちんと発信をして来なかったのですが、つい最近、衝撃的な事が起こりまして、発信をする必要を痛感させられました。

割とお知り合いよりは近しい方から、壁紙のアドバイスをして欲しいという連絡があったのですが、聞くと「一戸建てを購入し、そろそろクロス(壁紙)の品番を決めなくてはいけないのだが、コーディネーターがいないので、自分1人でアクセントクロスを含めて決めるには不安過ぎる」といった内容でした。

「えええ~、なんで最初に相談してくれなかったの?」と尋ねる私にひと言
「マンションしかやらないかと思っていた」との衝撃のひと言が!まさか、そんな風に考える人がいるなんて・・・。素直にオドロキでした

そして、それはさておき、アドバイスのため現地の確認に向かいました。
そこでイメージなどを、実際の部屋を見ながら聞いていたのですが、照明の位置が元の位置から変わっていないので、このまま使うの?と聞くと
「これから打合せする」と言うのですが、現場監督する私としては、天井も石膏ボードで塞がれており、どう見ても工程上"その時期"は過ぎていました。

その事を告げるとかなり驚いていました(そりゃ、これから打合せして決めようと思っていたのだから当たり前ですね)。そして落胆。
かなり大がかりなリフォームになっていたので、照明が計画になかったのは、私にとっても相当驚きでしたし、気の毒になりました。

結局、他にも色々ありまして、2階などで、まだ大工さんが入っていて工事的に変更が間に合う箇所は、施主側が工期の延長などを理解すれば大丈夫なので、工務店との打合せ内容のアドバイスをしました。

失敗しないリフォームについて考えた

リフォームを考えた時、検索ワードでも、書籍でも、よく見かけたりする言葉が「失敗しないリフォーム」とか「後悔しないリフォーム」などの言葉が目立ちます。もちろん、金額も大きく、「失敗した」や「後悔した」という感情になることは避けたいのは誰しもが思うことです。

でも、それについて書かれたものを読んでいて、どれもしっくり来ていなかったのですが、今回の事で、これまで過去にお客さまから聞いてきたことも含めて、どうしたら「失敗しない」のか、についてひと言頭に浮かんできたのです。それは・・・

「誰に出逢うか」です。

もう少し詳しく説明すると、「自分をわかってくれる、理解して一緒に作っていってくれる、誰に出逢うか」がとても重要だと感じました。
今回の話は極端な話だと思われるかも知れませんが、結構よくある話なのです。思い出した話の中で、もう20年ほど前になりますが印象的なお客さまのエピソードがあります。

当時は外注営業/コーディネーターとして、自前の小さなショールームのあるリフォーム会社に勤務していました。その時に展示しているキッチンだけ見たいと言って、1人の女性が来店されました。いろいろとお話を聞いていると、近所の中古マンションを購入して、不動産会社の紹介リフォーム会社にご主人が決めようとしている。自分は無垢のパイン材のフローリングや、アメリカンスイッチ(照明のスイッチ)、アンティークのステンドグラスをはめ込んだ建具(ドア)にしたい、などの要望があるが、そのリフォーム会社の社長(♂)から、「マンションなんだから、後ろにクッションが張ってある防音フローリングじゃなきゃダメだよ、奥さん」と言われてガッカリしている・・・といった内容を話してくれました。

そのマンションは近所で、何度もリフォームをした経験が私自身も、会社にも蓄積していたので、構造を知っていたのですが、実際は無垢のフローリングが貼れる条件の物件でした。(直床[じかゆか]方式ではなく、置床[おきゆか]方式なので、遮音二重床にすれば無垢も貼れるし、そもそも置床の上に防音フローリングを貼っても最大限の効果は出ない)
その事を説明し、そのリフォーム会社の社長さんに説明してはどうですか?と提案して、その日はお帰りになったが、最終的には、私の方でリフォーム工事をお受けする運びになりました。ご主人もその会社に決めていた訳ではなかったようです。

私としては、もう他に決めたというものをひっくり返そうというのもイヤなので、強くは言えませんでしたが、もし可能なら是非お手伝いしたいと思ったのも事実です。営業成績とか関係なく、アメリカンスイッチやパイン材のフローリングのリフォームを叶えてあげたい!そして私もアメリカンスイッチなどのテイストが大好きだから、きっといいものになる!という確信がありました。ちょっと、普通に男性、それも年配者には理解が難しいよね、と(;^_^A このお客さまとは、George's などに一緒にご紹介したダストボックスを購入しに行ったりと、本当に楽しいリフォーム工事になりました。

憧れのアメリカンスイッチと無垢パインのフローリング

家の中のこと、やはり女性の方が思いを持っているのに、建築の世界だということで、圧倒的に男性の営業だったり、営業兼現場監督だったり、が、まだまだ多いのが現状なのが、こういったアンバランスで不満に繋がる構造を生んでいると、長年(この仕事を始めた時から)思っています。
その家に暮らす方の要望、言葉になっていない感情も含めて一緒に家づくりを楽しんで提案してくれる、そんな人が必要だと思い、私がその一人になりたいと仕事をしてきました。そして、「私で良かった」と言ってくださる方の声を励みに、職人さんに「細かい!」と言われながらも、お客さまの思いをカタチにするために、日々現場でコミュニケーションを取っています。

ただ、単純に女性がいい、男性はダメだ、という話ではなく、私が理想とするのは「餅は餅屋」と言いますか、それぞれの特性を生かして補い合う仕事の関係です。女性は会話によって、希望、願望を引き出し、わかりやすい資料にまとめ、それを男性の施工担当者に渡せばトラブルも起きにくく、お客さまの満足度も高まると思う、ではなく実際高いです。私がこう思うようになったのは、「矢吹さん、しっかりした資料(図面や仕様書)さえあれば、その通りにやるから!」と言われたのがきっかけで、裏を返すと、「打合せとか、色決めとかは本当に苦手だから、そこは任せたい、だから工事は任せろ」だったんですよね。なので、得意な所で、苦手を補い合うような世界が広がるように努めていきたいと思っています。

リフォーム工事において、「失敗した」と思う時は、やはりコミュニケーションが不足していて、意図するところが伝わっていなかったり、話を聞いてもらってないと感じたりする事だったりするのではないか、と思います。
だから、「誰に出逢うか」がとても大切だと思います。
私があなたにとって必要な時、その「誰か」になりたいと思っています。
その時は是非、私に相談してください。

エミリーこと矢吹栄美です。よろしくお願いいたします。

ちなみに社名、『ワレアレア合同会社』はハワイ語の造語です。
ワレア [ walea ] には、安らぎ
レア [ lea ]  には、喜び、希望
という意味があります。

私は、家、住まいを安らぎ、喜び、希望に満ちた場所にするお手伝いをしたい!という思いを込めて、社名を大好きなハワイの空気を感じられるこの言葉から名付けました。
そこから、『家は命の器』という理念が生まれました。
あなたの大切な住まいを、「ワレアレアな家」で幸せを運びます。

リフォームデザイナーde
インテリアコーディネーターde
現場監督de リフォームのスペシャリスト
古民家再生マイスターでもあります。

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