NPC

ここのところ。
セカンドハウス購入のためあれやこれややっているパートナー氏。
できれば情報共有をしてほしいのだが
「教えてくれないから知らない」っていう言い方をボクはしている。
本人はそういうと「聞いてくれないから言わない」という。
これが去年?一昨年?

でもこちらも気になるのでアイデアとかを出したりして話をしているのだが聞いているようで実は聞いてなくて実際は聞いていたり。
でも「口に出した返答」とかは一切ない。

ともかく、まぁ何が起きているのか本人の「行動を察知」してこちらが勝手に理解するというターンをやっている。
でも無駄に口を出さないことだけは大事で。

これを正直に言うと「信じて見守る」ということになり。
信じて見守っている方のストレスというのは本当に(以下略


これはどうも高等技術らしいというのは
下の娘が高校に行かなくなって結果、中退後に卒業認定試験を受けて
合格して通信制大学で学んでいるのだがその間に
当時の高校の担任の先生が「信じて何も言わずに見守っているってどれだけ大変か…」とねぎらってくれた。
そういう気分をもてるほど
当時「わたし暇じゃなかった」ので、今になって思う
できる人とできないひとがいて
できる人がレアなのである。


ここまでえぐいくらい大きな枕でした。

男性特有の何かなのか
高齢特有の何かなのか。

ともかく、本人に自覚がないんだなっていうことがとてもよく分かってきた。
もともと報告と連絡と相談ができないやつで
これが大問題で結果的にメンタルを病んで仕事辞めたりしてるわけである。
でもそれって「ほとんどのひとができない」んじゃないか?って。

ともかく書いていないことを行間からなんとか。っていうの
国語の長文読解みたいに。そもそも
作者は「そんなこといってないんじゃ」っていうような答えを書いて正解をもらってテストで点数を取るみたいな
そんなことしか『国語』でやってきていないんだもん。って思う。

で、わたしはそんな深いことを考えずに生きているんだが
駅前のカフェでお茶を飲んでいると毎日同じことを繰り返している
高齢マダムたちがいる。
だいたい名古屋に息子だか娘だかがいてあれやこれやってネタが
繰り広げられるのだが。
翌日もおなじマダムたちがおなじことを話している。

ドラクエかよ?ドラクエの街中のひとかよ?っていうくらい
NPCみ。がある。
聞かなければいいじゃんっておもうわけだけれど
ここは大事だと思うのだけれど
読解力とか活字中毒とかそれと同じようにそういうひとって
聞こえている断片的な単語から勝手にストーリーをつくろうとしてしまうんじゃないか?って。

たぶん、そちらのマダムたちからしてみたら
わたしがNPCでなにをいっても聞いてないし聞こえているとも思っていないしそもそも私という存在自体が見えていないのでどうでもいいんだろうって。

相方氏が実家の両親にあってきて
ふっとわたしにいうに
「あのひとたちって主語、なくない?」って言いだした。
つまり「なにをどうしてどういうことなのか話していることの意味が分からない」といいたいらしい。

「それってさ?」って私は言う。
自分が脳内でいったことは口に出したことであって
「もう伝わっていると思い込んでるのでしょう?」と
そうしたら
「そうなんだよね。だから何をいってるのかわからないんだ」と彼は嘆く。
でもさ?

あなた。

わたしに何も伝えてくれてないのよ?
わたし、あなたに主語も術後もちゃんとして伝えているけれど
受け止めてないじゃない。

「いま、あなたは何をやってるんですか?共有してください」と
なんども伝えているのに
「きかれていないからこたえない」っていったじゃないですか?

たぶん彼は具体的な「何か」をききたかったのかもしれない。
でも具体的に「今何をしているのか」ってわたしは聞いたのだった
でも理解されなかったのだと思う。

かといっていくら伝えたところで
「うるせえな」で終わるのだと思う。

これが「コミュニケーション障害」のキモなんじゃない?と
わたしは思ったりしてしまった。

国語ができても読書が好きでも
結局「つたわらない・つたえられない」
これじゃないかって。

そして最初に戻るのだが
セカンドハウス購入でとてもめんどうなことがちょっと
起きていたりしてようやく相方氏がわたしに情報共有しだしたんだけれど

あのさぁ?そもそもその問題になったのをわたしは知らないのよどうしてなのか?って。
でも「私が知っている」テイで話を始めた。
あなたはわたしに伝えてくれたの?とかわいた笑いがでるんだけれど。
いまさらそこをつついてもしょうがないので
流して話をしている。

結局もしかして人間って通じ合えないのよね。

ニュータイプって幻想だし
話せばわかるって無理なのよ。

大きな声で戦うしかなかったのね私たち。

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