【イベントレポート】鉄拳旅行記:鉄拳番長のStrong Style6 海外遠征日記(後編)

2月11日(4日目)

翌日は11時スタートで決勝トーナメントへ。
まずはウィナーズからスタートという事で番長 VS Kain がスタート。

上中下と振り分けてリリのいやらしさを全面に出して丁寧に攻めてくるスタイルのKain。そして、とりあえず今回の番長は前ダッシュガードと軸を合わせてのハマーを中心にするいつものスタイル。
やっぱ大会だからいつもの120パーセントの力を出せる番長(年の功ね)がリリの横移動にもなんとか耐えつつギリギリで1セット目をとる。最後のアンカーショベルは、、、うん、まぁあれだ。「当たれば死ぬ」って天の声(怒られる)

そして2セット目、ここはキッチリ読まれてさっくり取り返される。
珍しく落ち着いていて、焦る事なく3セット目は得意なアパラハイからの右アッパーが刺さりペースは番長。最後までハマーで押し切りなんと決勝トーナメント1回戦を突破

次は、、、次は、、、「JDCR」またお前か。。。。(フィリピンのプール決勝でも彼と当たって惨殺されてます)

BKCはルーザーズの決勝トーナメントの1回戦は「Tiger Mask
えと、キャラ調べるまでもなくキングだよね(笑)ってことでここで一美の登場。
確定反撃、要所のライトゥが功を奏し完封勝利で次へ進む。

そして遂にJDCR
JDが1P派、番長2P派なのでお互い無言で座席は決まっていた。
もちろん番長は挑戦者の気持ちで挑めるのである意味リラックスしていた。

初戦、ハマーをヒットさせアンカーショベルでダメージを取ろうとした所、対策の一つであるネックスプリングを食らった。そこまではよくある事なので納得していたら、なんとJDCRネックスプリング~しゃがみP~立ちキャンP~のコンボを入れてきた。理論上できるとは思うが、完璧にやられた感が出てしまう。そのまま1セットは流れのまま取られてしまい、2セット目に入る。

不思議とまだ集中していた。
シャープナーと横移動への意識と対策、ハマーヒット後の行動。このあたりに意識配分を高め2セット目。のろまが韓国で見せてくれたJDCR戦を思い返し、ピポットアサルトを多用するとうまい具合に横移動に刺さる。そして要所のハマーを当てると、起き上がりの2択として、起き上がりにハマーとアンカーショベルが気持ちいいくらいかみ合う。なんと2セット目の最後は全ての読みが当たりパーフェクト勝利。湧き上がるUSAコール←(なぜかUSAに人気があるらしく、ノリに乗ってしまう ※リンク先動画43:20~参照)そして3セット目。まさか奇跡が起きるのか。

ハマー、パルスを殆ど横でよけられ浮かせられる。この状況下でもしっかり人読みと反応。鉄拳マシーンと言われたJDCR、さすがの勝利。悔しかったが最高の気持ちだった。終わった後はがっちり握手をすませ、雑談すると。

JDCR「のろま戦見たでしょ?」
番長「わかった?笑」
JDCR「危なくフラッシュバックしたよ」
番長「年齢が伴わなかったよ」

数ある有名なプレイヤーの中でも、鉄拳界に本当の意味で衝撃を与えた彼と同じ舞台で闘えたことを誇りに思いました。

そしてルーザーズでは、韓国のBinchang(一美)を倒したがアメリカ最強の豪鬼使いRickstahの前に倒れてしまった。豪鬼戦は自信あっただけにここは悔しかった。ハマーのよけ方がうまく、更にジャンプを多用しない部分での負けだったので余計に悔しかった。

BKCはその後ルーザーズでGeesmasterSpeadkicks等の強豪を倒し難なく勝ち上がり、気づけばTOP5に。
しかし、アメリカのPeyLing(シャオ)にフルセットの末敗れる。これで日本勢は
BKC 5位タイ
番長 7位タイ

という戦績でStrong Styleを終えた。

決勝はJDCRアメリカ最強プレイヤーJimmy
挑発ジェッパ、置き挑発を完璧なまでに駆使するが、更に上を行く対策をしてきたJDCRがそのままストレートで勝利。

さすが王者の風格だった。

総勢約250名が参加したこのイベントだが、他に優勝候補と言われた韓国勢の
Saint(ジャック7)
Kokkoma(ドラグノフ、一美)
Jeondding(エディ、ラッキークロエ)
も予選や決勝トーナメントで消えていく過酷な戦いだった。

日本や韓国以外のプレイヤーも確実に力をつけてきており、今後のトーナメントが楽しみになっている。EVO2018では初のアメリカ勢の優勝もあるだろう。

実は決勝リーグの傍らサイドトーナメントで3on3が行われており(かなりムチャな進行)
番長、BKC、ブロンソンの3人でなんと優勝
途中ブロンソンが爆発し、JDCR、Saint、Jimmyのチームを3タテ。実は本当に強かったんだなブロンソン(笑)

終了後バンダイナムコアメリカから日本勢に取材をしたいと申し込みがあり、BKCと番長のインタビューが行われました。その様子は後日アップされたらまたお知らせいたしますね。

今回主催のブロンソンとイベント終了後
番長「本当にありがとう、こんな素晴らしいイベントはなかなかないよ。またStrong Style7で会おう」
ブロンソン「次回は4年後だなlol」
番長「オリンピックじゃねーんだから!!まぁ改めてStrong Styleならまた来るよ、少しでも盛り上がるなら嬉しいし、USAにまでファンがいる事が本当に鉄拳やってて良かったと胸を張って言えるんだしね」
ブロンソン「お互い年取ったよな、いつまでできるかわからないけどまた会おう my friend
がっちりと握手を交わし会場をあとにした。

最後に
世界でも有名な大会は多数あるが、みんなも是非一度EVO以外のアメリカの大会にも目を向けて欲しい。彼らの鉄拳に対する思い、熱量は肌で感じると、もっとこういった舞台が欲しい!と心底思うだろう。

Thank you for your great kindness for us. See you soon guys.

と綺麗に締めたいのだが、最終日

番長「ふう、今日は3時の飛行機で日本か、、、楽しかったなー本当に、、、、」
と準備をしていると。。。

番長「あ、ホテルにジャケット忘れた、、、まぁいいか、ブロンソンに預かっておいてもら、、、、えねー!!!!!!内ポケットにパスポートがぁぁぁぁ!!!」

アンディの家からホテルまで、、、、えと、40キロ、、、前回2時間かかったな、、、。
アンディは日本語スクールに行ってしまっており、番長とBKCの二人だけで待機中の出来事。時刻は既に12時。

ボケた頭をフル活用した結果以下の事を実行することに
「UBERを使い、アンディの家まで配車してもらい超飛ばしてもらう!」

5分ほどでUBERが到着(さすがアメリカ)
番長「Hey ミスター!今人生で一番大変なんだ!!パスポートを忘れて日本に戻れないかもしれないんだ!!捕まらない程度に超急いでくれ!!」
ドライバー「カリフォルニアはいい所だろ?このまま住めばいい

おい、アメリカ人

なんとかアンディ家→ホテル→空港を2時間ですっ飛ばしてもらい(財布の金もすっ飛んだが)無事に帰国することができました。

みんなパスポートは肌身離さず持ってるんだぜ!(笑)

初代鉄拳番長@じゃくらぁ~
Twiiter:@jackller 

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