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【妄想ドラマ企画37】サイバーパンク刑事

20XX年 世界中を襲った特殊な伝染病(男子のみが大半死亡する)により世界の人口の男女比は、1:4という著しく女性人口過剰ないびつな社会となっていた。
やがて政治・文化・経済を担う事になった女性達が、自らの心の癒しとして開発したのが、人型奉仕ロボット「ロボホスト」だった。

彼らロボホスト達は、完璧なフォーメーションでシャンパンコールを続け、限りなくドンペリを飲み、不眠で女性客に奉仕するようにプログラミングされていた。

しかし最初のロボホスト誕生からちょうど10年目のある日、初期生産型ホスト達(悪のホスト)による人間への反乱が始まった。
彼ら「悪のホスト軍団」とそれを支援するロボホスト支援女性グループ「女性連合議会」による革命テロリズムが静かに進行し始めていた。

彼女らは、「人間同士の恋愛禁止」、「生身の男性の拉致」、「優等遺伝子によるクローン人間の開発」の3つの目的の為、反対する勢力を殲滅し始める。

そこで「人間同士の自由恋愛」をモットーとする地下組織「自由恋愛同盟」によりロボホストと戦う為に開発されたのが、体内の85%をサイボーグ化された人造人間刑事である。

第1号となったのは警視庁の刑事・木更津 錠(きさらぎジョー)。自身もかって男性撲滅ウィルスに罹病し死を待つだけだった時に、「自由恋愛同盟」代表・習志野小雪博士によりるアンドロイド化手術を受け一命を取り留める。

しかし、人間性を持ちながらの改造であった為、緑色の人工血液が流れ普段は激しい運動が出来ない虚弱体質。だが、特殊なドーピングスイッチを押すことにより10分間だけ通常の100倍の運動量が可能になる「スーパーチャージャー」状態になれる。警視庁より「特別器物破損権」を付与されロボホストをぶっ壊す。

対するは「悪のホスト」を影で支援する「女性連合議会」議長・西園寺京子。あまりにもてなかった過去と悲惨な男性経験により、極端な男性不信となる。女性だけによる完全な女性支配社会の設立を目指している。年商3兆円のロボホスト・コンツェルンの令嬢でもあり金は腐るほど持っている。陰でロボホスト幹部を操り、歌舞伎町からの世界統一を目指している。

悪のホスト軍団幹部

美樹・・・IQ250の超頭脳を持つエリートロボホスト。作戦参謀でもある。手強い頭脳戦を仕掛ける。

悠木・・・4万人の女性の趣味趣向を完全に理解する執事ロボホスト。女性幹部からの受けは抜群だが、臆病でズルイ、立案する作戦もセコイ。

山城・・・大関・琴天山の背筋力と、ブブカの跳躍力を併せ持つ肉体派ロボホスト。腕力による支配を目論見る。

普段の木更津 錠(通称アンドロイドジョー)は新宿歌舞伎町交番で働くひ弱な警官だが、悪徳ロボホストに遭遇すると全ての「困っている女性の為」、「自由恋愛保護の為」、ドーピングスイッチをONして暴れまくる。

自由恋愛と種の保存の為、彼は週6勤の鬼シフトで日夜出動し戦い続けるのだ!

役者は間宮祥太朗で!


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妄想ドラマ企画・刑事シリーズお好きな方は気に入っていただけると思います。

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