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自分のバックアップデータとの対話(中編)

(昨日の記事↑の続きです。)

当たり前じゃないか。
私はずっと、そして今も△△(親友でもあり同士でもあり親子でもある魂)を探し求めている。

会えても引き裂かれる、を繰り返して。
現に先月だって…。
私の心は折れそうだよ。

すると私のバックアップは憂いを帯びたような表情で言った。


今生初の△△との邂逅を思い出して


「うん、それはもちろん承知の上の質問さ。
でもなぜ引き裂かれるか、わかっているかい?

じゃあ実際に△△をここに呼ぶから、直接話してごらん。
今の君ならきっと気付ける。」

私のバックアップがそう言い終える前に、私の隣に△△のエネルギーが来た。

△△のエネルギーは私の隣に横たわってくれた。
私は寝返りを打って△△の顔を見ようとする。

・・・△△はある占い師の顔をしていた。


その占い師が誰か、私は知っている。
心の底ではお互い懐かしさと親しみを覚えていたのに、立場上すれ違い引き裂かれ、最後は嫌悪感を覚えつつ別れてしまった・・・ある意味初恋の相手とも言える人だ。


私が昔彼と初めて出会えた時、懐かしくとても嬉しかった。
過去生が大体わかってきた頃、初めて会えたソウルファミリーだったから。

今思えば彼は△△の魂の使命そのものを生きていたが、それゆえ彼の魂はすっかり闇に侵食されていた。

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彼は宗教っぽいある団体に所属し、そこで看板占い師として働いていた。

彼の魂は闇の化身と言うか、ラスボス級の闇そのものといった感じの教祖に高校生の頃から10年以上影響を受けていて、ほぼ他のエネルギーが入り込む余地はなかった。

というか彼自身が他のエネルギーを邪気扱いして弾いてしまう。
教祖の言うことを絶対的に良しとし、それと相反するものは受け入れない完全に洗脳された状態だ。


彼の根底には無価値感があった。
「自分は大した人間ではない。
でもこの流派の看板、この師匠(闇の本体)の教えのおかげで、皆に尊敬され必要とされている」という思いがあったのだろう。

こうなると闇の憑依を解くのは難しい。

彼は闇を「大事な装備品」と思って手放さないだろうし、それに本人から助けを求めてこない限りこちらも助けることが出来ないからだ。
(その当時はまだそれがわかっていなかった)

現状では彼が本来受け取るべき純粋な愛のエネルギーも感謝の思いも屈折して彼に直接届かず、変換されて邪神?の供物とされてしまう。

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私は彼を助けたくて様々なやり方で語りかけたけど、多勢に無勢だった。
私一人では空間的にも時間的にも全く勝ち目がない。

彼は既にその組織の幹部というか顔になっていて、自由などあるはずもない。おまけに少しでも波動が変化したら、そこのボスに気づかれて修正されてしまうだろう。

なんとかして彼と一対一で話したい。
私はどうしたら良いか考えた挙げ句、当時の私にとっては決してお安くない彼の個人鑑定を申し込んだ。


その場で私は彼に正直に想いを伝えた。

「確かに多くの人間は貴方の肩書や組織、占い技術に魅力を感じて貴方の鑑定を受けているかもしれない。

でも私はそれに惹かれて来たのではない。
貴方の存在そのものを愛している。

貴方は生きているだけで尊い。だから自分を卑下しないで。」

その場では確かにその思いは届いた…はずだった。
だが日を経ると彼の波動は更に悪化していた。

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私は何とか彼と接触頻度を増やしたくて、内容自体はあまり興味がなかったその流派の占い講座(△△がメイン講師だった)やパワスポツアーに参加した。

だが当時は私の能力も知識も全然大したことないので、暖簾に腕押し状態。
ましてその組織の信者たちと波長が合うはずもなく、かなりの精神力を消耗する。


やがて私はその組織に危険人物認定されたようで、信者にマークされるようになった。
その組織が運営している飲食店には出入り禁止になった。

その後私自身も離婚騒動や売上激減などの憂き目に会い、彼に会うこともなくなってしまったのだ。

(だいぶ端折ったのでわかりにくい点があるかと思います。
あまり詳しく書くと業界に詳しい方や勘の良い方には団体等特定されてしまいそうなので…なにとぞご容赦ください。)

願わくば、彼とは高校の頃から良き友として出会いたかった。
あるいは恋人枠で現れてほしかった…。

忘れていたその想いが、今再び表面化した。

過去を変えるとは、こういう事を指すのか?


そのときの彼の姿をした△△のエネルギーが、今私の隣りにいる。

暫く言葉が何も浮かばず、私はただまっすぐに△△を見つめた。

エネルギー状態(霊体)だと思ったことがすぐ相手に伝わるので、嘘はつけない…というか嘘をついたところでバレバレだ。


占い師姿の△△のエネルギーから、私は当時の彼がどういう状態で何を思っていたかを感じ取れた。

何も質問せず、向かい合っていただけで。
もうそれだけで、全てを赦せた。


私も△△を通じて、当時の占い師の彼にこれまでの全ての想いを伝える。
その中には懺悔や後悔、お詫びの想いも含まれていた。
これこそがヒーリングだ。

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人は時に思い通りにいかない、手が届かないものに対して悪態をついたり嫉妬したりして、それを手に入れられない自分を正当化する。
いわゆるイソップ童話の酸っぱい葡萄ってやつ。

私はきっと彼を諦めるために、色々心にもないことを言ったし、思ったはずだ。

実際に何を言ったか明確に覚えている訳では無いのだが、△△の中に彼の負った(おそらく私が付けたであろう)傷の痛みを感じたから。

それに対し、ただただ申し訳ない気持ちだった。


どれくらい時間が経っただろうか。
占い師の彼の霊体とわだかまりなく全てを話し、お互いを認め、そして全力で再び彼を愛した。

そこでようやく私の分身が話しかけてくる。

「思い出したね、〇〇(私の名前)。
君は△△を心の底から愛している、それは紛れもない事実だ。

しかし、エネルギーの世界に時間経過による癒やしはない。

△△が転生した者たちを通じて君が△△につけてしまった傷は、君がキャンセルして消すしか無い。
君が忘れてしまっても、傷つけられた側の傷は残り続ける。

その傷を治さないと、君と△△は出会ってもまた離れることになる。

何度も何度も引き裂かれたときの恐怖をリアルに思い出してしまうからね。


だから、赦すんだ。
そして心の底から感謝するんだ。

君が今まで出会ってきた、△△の魂をたとえ一時でも宿した者たちに。

あのときは状況が状況だった。
あの状況では仕方がなかった。
その時信じるもの、持てる力の全てで立ち向かったなら、何を後悔し恥じることがあろう。

あの時はお互い信じるものが違ったし、まだ自分の正義を押し付ける次元にいた。
恥ずかしくて好きなことを好きと言えずにいた。
感謝を伝えるのも何か格好悪い気がしてしまっていた。

でもそこを抜けた今なら、赦せる。
だからこそ想いを正直に伝え、間違いは認めて謝り、愛を伝えるんだ。

じゃあ、次に行くよ。」

私は占い師の彼ともっと事後の余韻を楽しみたかったのだが、△△の魂は別の形を取り始めた。

次の△△の顔は…そう、以前ともに逗子でルームシェアしていた、今も私が動画内で「偽ケイリス」と呼んでいた彼のものだった。


・・・思った以上に長くなってしまいました。
あと一記事続きます。

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