20代半ばからすっかり自然派志向だったので、香りといえばアロマオイル。
植物の凝縮された香りに癒されるし心身の不調を改善したり空間除菌もできる。
とはいえ深い知識はありませんし、猫を飼い始めてからはペットへの影響も懸念してアロマオイルに対して消極的になりました。

最近は久しぶりに香水に興味が出ています。
自然派以前に買った香水がいまだに実家の片隅に残っているので、昔は好きだったんでしょうね。訳もわからず加減もわからず吹き付けていました。周りに迷惑かけていたかもしれない。

そしてここ何年かは、長らく「ナチュラルっぽいもの」だけに偏っていた嗜好から視野を広げていって、直感で好きなもの探索をしています。

最近まで知りませんでしたが、今は「ニッチフレグランス」という香水のカテゴリーがあるんですね。DiptiqueとかSanta Maria Novellaなんかは以前から知っていましたが(ニッチではない？)、そのほかにもたくさんのブランドがある！しかも天然香料とやらを使っているところも多くて、やっぱりついつい「天然」ワードに惹かれています。

そんな中で、LE LABO へ。
santal33 という香水の33という数字が気になっていてお店に伺いました。
どれもいい匂いな気がしてその場では一つに絞れず迷いに迷い、ひとまずはsantal33を試し着けさせてもらって帰りました。
目新しい香りだったので興味深くはあるものの、やはり決め手にかける。
その間に他の香水メーカーのものもあちこち嗅ぎに行ってみたり。
メーカーそれぞれ世界観が違うので、嗅ぎに行くだけでもとても楽しい。

そうこうしているうちにLE LABOからホリデーディスカバリーセットなるものが発売されました。santal33をはじめ6種類入っています。決められない人にはピッタリ！（それならサンプルサイズで全種類試すというのもいいですね。どうせ6種類以外も気になってるので。）

早速購入してひと通り使ってみましたが、

どれもいい匂い。
違う良さがある。

「違う良さがある。」って言いがちなんですよね。わたし。

パッと決められる人が羨ましい。
香水についての他人のブログとかちょっと読んでみると、
「嗅いだ瞬間、これ私の香り！！」というような即決ぶりの人が散見されます。
私もそんな香りに出会ってみたいです。
でも「違う良さ」を見つけたい癖があるので難しい。

LE LABOのディスカバリーセットの中では rose31 が1番好きかな。
the noir29 も好きだけど普段使いにはちょっと強すぎる気がします。
どれも重たさは無いので比較的使いやすそうではありますが。
bergamote22 は軽めで全く抵抗なく馴染みます。もちろんいい香り。
とりあえずしばらくは色々と楽しめそうです。

香水にまつわる、原材料の名前自体が呪文みたいだとか物語の登場人物のように思えたりとか、どうな香水かという説明を読んで自分との相性を想像してみるだけでも楽しいので、新しい趣味ができたようで嬉しいです。