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追加治療開始

検査結果が昨日出ました。

結果は残念ながら追加治療ということでした。

私の癌の形があまりよくない形だそうです。

来月から、放射線治療と抗がん剤治療がはじまります。

この環境の刺激にどう反応するのか。ここしばらく心の筋肉を鍛えていたのですこしはマシに対応できるかな、思ったけどやはり辛いし、涙がでた。

心の筋肉鍛える前の私
ああああああああ、もうダメだ、もう死ぬんだ。もうなんもできない!
あれもこれも諦めるしかない!そんな苦しい治療するくらいならやらないで好き勝手に生きて死ぬ!

心の筋肉鍛えてる今の私
医師はこの治療法が私の癌には有効で、同じ状況で10年20年生きている人をいると言ってし、頑張ってみよう。私は今もっと生きたいと思っている。医師も看護師さんも経験豊富でできるだけ辛くないように相談して進めましょうといってくれているから信じて一緒に頑張ってみよう。

辛いは辛いけど、数か月前の私より、合理的な思考ができている、こんな時でも成長できてるんだなとうれしくなりました。

そして、まだどうなるか決まった未来はないんだから、悲観せず、まずできることをやっていこう、と言ってくれる人が近くにいること!私を支えてくれる人の言葉を素直に聞くことさえできて、共感さえ覚えてる!
こんな時でさえ!

ユダヤ人強制収容所内での記録を書いた、ヴィクトールフランクルの「夜と霧」の中のエピソードに

辛い強制労働をして得られた収容所内で貴重なタバコ。これは20日分のスープと交換できる、つまり20日間は飢えずに生きることができる希望でした。しかし、そんな貴重なタバコをスープに変えず、自ら吸って人生最後の快楽としてしまった人達は生き残る事ができなかったのでした。

というものがあります。もうどうせ生き残れないという投げやりな気持ちからタバコを吸う姿は、どうせダメだから辛い治療も拒否して好きなことやっって死ぬわ、という極端な姿勢にも通じると思い何度も読み返しました。

いつガス室に送られかわからない恐怖のなか、部屋のノズルから本当の水がでて「ああ、毒ガスじゃない!本当の水だ!!」と喜びと幸福さえ感じる事のできる人もいる。
環境が人を幸せにするのでなく、自分の感情を幸せモードに選択すること。

人はだれでも、どんな環境でも幸せを選択できるんだと思います。





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