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ケーキの切れ端に惑わされない強さが欲しい

近所のお菓子屋さんにロールケーキを買いに行った。
そのロールケーキは中央に生クリームとイチゴやキウイが入っている。
厚さ2センチくらいにスライスされ個包装で売っている。
おやつにピッタリなのである。

午後三時、お目当てのロールケーキは残り4個。
注文を待つ人が並んでいる。
見るとショーケースの隣にロールケーキ切った時に出る切れ端を売っている。切れ端だけに量は倍、値段は半分…。
切れ端を買う人は別の列に並ぶように言われてうっかり並んだ。

袋に無造作に入ったロールケーキの切れ端を1袋買い、正規のロールケーキが並ぶショーケースを見ると、きれいにカットされたロールケーキ4つは無くなっていた。

家に戻ってぐちゃっとビニール袋に詰められたロールケーキをスプーンほじくりだして食べた。これしきのことについ貧乏性を発揮してしまう私。
そんな性分にそろそろサヨナラしたいなと思いながら、残りの切れ端の入ったビニール袋を冷蔵庫に入れたのでした。






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