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私にとっての演劇ハイキュー!!

千秋楽を迎えるはずだった2021年5月9日を忘れないために、今の気持ちを書き残しておこうと思います。

勢いで書いたので、誤字脱字などはご容赦ください。


実は原作のハイキュー!!に興味を持ったのと、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(ハイステ)との出会いとの出会いはほぼ同じタイミングでした。

ハイキュー!!が始まったのは、ちょうどジャンプを読むのをやめてしまったタイミングで、父親が買っていたジャンプを見て「あ、バスケの次はバレーの漫画始まるんだ」。そう思っていた程度でした。

じゃあ何がきっかけになったのかというと、別ジャンルで二次創作をしている方をフォローしていて、その方がハイキューファンで、ハイステも観に行っていて。なんだか惹かれるものがあって、まずはハイキューを持っていそうな友達に連絡して原作を借りるところから始まりました。

そこからみるみるハマって、YouTubeでゲネの映像とかを漁って。キャラクターの再現度の高さに驚いたし、プロジェクションマッピングを使った演出がすごくて、今時の舞台ってこんなに演出面白いの?!ってすごく興味を惹かれたのを覚えています。

その当時スガさんが大好きだったし、猪野くんのお顔がめっちゃ好みだったので(笑)、次観に行くぞ〜!って調べたらもう卒業した後でした……。

なので、実は猪野くんのスガさんを観たことがありません。

円盤で猪野くんのスガさんをたくさん目に焼き付けて、初めて観劇した「はじまりの巨人」。

尚輝くんのスガさんもちゃんとスガさんだし、なんならふとした瞬間に猪野くんに見える瞬間があって。すごい不思議な気持ちだったなぁ。

ハイステどころか2.5次元初心者なのに数公演チケット取ってたし、会社の人誘って追いチケしたし(笑)初めてのハイステはそんな思い出です。

次の「最強の場所」は最初から最後まで空気がピンと張り詰めていて、息の詰まるような気持ちでずっとタオル握ってたな。「勝者と敗者」と近い感覚。観てるこっちも辛くて、辛くて──でも烏野が卒業しちゃうから終わってほしくない。1分1秒を見逃してはならない。そう感じさせる作品でした。あと信長くん演じる美しすぎる白布様に落ちました(笑)

そして烏野が卒業して初めて迎えた「東京の陣」。烏野がいないことに違和感を感じつつも楽しかったなぁ。ダンスもすごいし。どの木兎さんも好きだけれど、らばくんがそのまんま木兎さんでびっくりしたのを覚えてます。

「飛翔」は新生烏野ということで不安もありつつ、すっごく期待している自分がいて。でも、正直にいうと「やっぱり違うな」って感じてしまったり、炎上があったりして……正直ハイステを嫌いになってしまう前にもう卒業してしまおうかと思った。みんなが大事にしてきた「繋ぐ」ってなんなんだろうって思っちゃって。

でも梟谷が観たくて「最強の挑戦者」のチケットを取ったし、音駒の最後を見届けたくて「ゴミ捨て場の決戦」もチケットを取った。

回数を重ねるごとに「あ、ちゃんとハイステだ」と思うようになったし、やっぱりハイステが大好きなんだなぁって。みんなが繋いできたものが確かにあの場所にあって、みんなの中で生きている。そんな懐かしさと、そうきたか!と思わせるセットや演出。そういうところも好きなんだなぁって、やっぱり私はハイステから離れられないんだぁってしみじみ感じました。

そしてついに迎えた「頂の景色・2」。幸いにも東京公演の1公演目を観ることができました。集大成として、今までのハイステが詰まりに詰まっていて、本当にお腹いっぱいになれる公演で、あぁこうして千秋楽を迎えられるなら、しっかりハイステの最後が腹落ちするんじゃないかなと思いました。

東京公演を駆け抜けて、心配をしながら地方公演を終えて、あとは凱旋公演ときたところで、状況は悪化して。事情があって、もしかしたら凱旋公演は行けないかもしれない状況で、でも私が行けなくても公演はしっかり開催できたらいいのに。そう思っていたら公演中止、そして無観客で予定していた千秋楽公演の配信も中止。

誰も悪くない。本当にそう。だからこそ、短くはない歴史がこんなにもあっけなく閉じてしまうの?って。まだ終わることを受け入れられていない自分がいます。

キャストのみんながSNSやブログに想いを書き連ねていて、受け入れなきゃって思う自分と、まだ「おつかれっした!」って言いたくない自分。

Twitterでは「おつかれっした!」って書いたけど、また劇団ハイキュー!!カンパニーが集うのを待ってます。いつまでだって待ってます。

ハイステをきっかけに猪野くんに出会ったし、白布様経由で今の推しくんにも出会ったし、たくさんの人と出会うことができました。他にもハイステで気になった俳優さんの舞台を見に行くようになってハマったり、本当にフッ軽度が爆上がりしちゃったり(笑)

ハイステがなかったら、今の私はいないし、”ぬい”は存在しなかったかもしれない。それくらい私の人生の中では大事な作品なんです。そんな作品のラストをこんなふうに終わらせたくない。いちファンのエゴだけれど、でもやっぱり満員の客席を前にして幕を閉じてほしい。

今はそんな気持ちでいっぱいです。

でも一つの区切りの日として一旦受け止めようと思います。
演劇ハイキュー!!のキャストさん、スタッフさん、関係者さん。素敵な作品を、素敵な時間をありがとうございました。あなた方が作り上げた作品が私の世界を広げてくれました。今ではもうなくてはならない存在です。ハイステに出会えて本当によかった。ありがとうございました。


おつかれっした!!!!!!!!!!!!!!!!

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