脱職人の将棋教室

 最近有料noteが続いたのでたまには無料のを。

 私のイメージだと将棋教室って、「教室に行く→指導対局する→帰る」だけなんですよね。私より将棋が強くて指導がうまい方がほとんどで、自分で言うのもなんですが私は将棋教室業界では最弱層に入ります。で、その強い先生方が重視されていることって今既に100点満点で99点の指導を99.1点、99.2点と上げていくことなんです。

 でもお客様が99点と99.1点の違いを理解できるかというと体感では変わらないですし、指すこと(強くなること)を重視しないお客様が増えている昨今そこにあまりニーズがないのでせっかくの普及のチャンスを逃しているような気がします。

 ただ99点を99.1点に何とかしてあげようという気持ちはすごいわかります。将棋が強い人の本能だからです。職人気質というかそうすることが絶対的な善という考えで将棋を指してきたからです。これを私は「頑固親父のラーメン屋理論」(※店の外装をあまり気にしないで味をトコトン追求するって意味です。)と名付けています。(この話すると「そんなことないですよ」って否定される方がほとんどなのでイメージだけなのかもしれないですけど)

 うちの教室が重視しているのは脱職人的な将棋教室作りです。まず現在の会場の豊洲シビックセンターにしたのは安さもそうですが景色が最高だからです。「景色」という要素は有明将棋教室時代から実は意識していました。

    教室からの景色。冬の晴れた日には富士山が一望できます。

 次に考えたのが受付にオジサンを置かない(笑)。初めてくる人にとって受付って第一印象ですからそこに脂汗かいて太ったオジサンがいるのと清潔感のある若い人がいるのとではイメージが違うと思います。現状この点100点ではないかと思いますが改善しつつあります。他の将棋教室もこの点を意識している教室は多い印象です。

 もう一つポイントカードの導入です。これには「LINE@」という素晴らしく便利なアプリがあります。将棋教室の皆様今すぐダウンロードしてください。ポイントカードって紙の物だと忘れたやなくしたがありますが、LINEをポイントカードにすればそういう心配は全くありません。あと「ポイントカード」って言葉の響きがお母さま方を来やすくしますよね。

          ポイントカードはこんな感じです。

 LINE@は教室の会員の方だけに情報発信ができたりするツールですが私はまだ使いこなし切れていません。こちらについては現在勉強中です。ただポイントカードだけでも活用すれば、情報発信の仕方もいろいろ工夫できます。(noteを有料にして、教室の方と教室のファンの方だけに情報発信するとか)

 ブログやツイッターで情報発信していてもまだ将棋教室は敷居が高いと言われます。(このネタはまた後日書きます。)ですのでもっとあらゆる媒体を使って、敷居を低くするそして楽しいの要素を増やすということが今は求められています。うちの教室もブログ、ツイッターだけだったのがnote、youtube、さらにあと2つくらい発信媒体を増やしていく予定です。昔はランニングネタばかりツイートする変な将棋教室と言われていたのが最近はアプリをダウンロードさせまくる将棋教室と言われ始めています(笑)。

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