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2018年10月/Acne Studiosのフォールドウォレット

廃人と言っても過言ではないほど、私はSNSが好きである。Twitterなんて、足掛け10年以上もやっている。しかしながら、バズるなどということとは無縁のマイペースなSNSライフを送ってきていた。

なにせ、マス受けのするものが好きではない人として、公私にかかわらず定評がある。今日だって、「私はなぜ、多くの人が興味を持つものに興味を持てないのだろうか(スヌーピーを除く)」というような悩みを、仕事をくれている相手に食事をしながら吐露していたところだ。

さて、9月の終わりのことである。愛用していたED ROBERT JUDSONのメモ帳のような財布のスナップボタンが、どこかへ吹っ飛んでしまった。

(まだ元気だった頃の姿。金運上等!な感じのイエローが気に入っていた)

尊敬している人から別の名刺入れをいただいたために休眠させていた、同ブランドの同カラーの名刺入れ、それから同ブランドの小銭入れを持っていたので、しばらくはそれらで代用して凌ぐ日々を送った。札を3つ折りもしくは4つ折りにたたまないと入れられなかったが、財布が小さいとポケットにおさまって最高だね!となり、ミニウォレットへの買い替えを検討することとなった。

調べてみると、それはさまざまなブランドから登場しているミニウォレット。しかしながら、ロゴブームもあいまって、結構主張が強いものが多い。バレンシアガあたりも形は好きなのだが、私のくせになぜバレンシアガかと自ら突っ込みたくなる始末。

そんなことを考えていたときに、発見したのがAcne Studiosのフォールドウォレットだった。相当小さなサイズのロゴと、ユニセックスなデザイン。つるんとした印象ながらも、テカテカするというほどではない仕上がり。これしかないと思った。ただし、なかなか色が決められず、Twitterで相談してみることに。

思った以上のいいねとリツイートの数に、「皆んな、そんなにアクネ好きなのか……」と改めて思った。なにせ、単なる“Acne”だった頃には服も靴も愛用していたのだけど、映えの代表格となった“Acne Studios”で初めて、私が欲しいと思ったのがこれなのだ。今まで見向きもしていなかったのに。

風水などを無視するならば、レッドも可愛かった。ゆえに、このバッグは今なお狙っている。

最後まで、店頭でダークブルーと見比べた。私が見に行ったのが、トゥモローランドとエディションだったので、バーガンディは取り扱いがなかったので、そこは迷わずに済んでよかったかもしれないと今は思う。

なお、店頭限定か別注かわからないが、シルバーも存在する。が、割高なプライス設定のわりに革の感じがチープに見えるという、少し残念な感じだった。昔の職場でブランドディレクターが言っていたとおり、オリジナル以外のカラーはやはり付け足しにしかならないのだ。

散々迷った挙句、選んだのはパウダーピンク。決め手は、そこかよとツッコミも入りそうだが、ロゴが目立たないことである。

かくして我がものとなったこの新しい財布をおろした直後、私はTwitterで知ることになる。一万円札がギリギリ入らないということを!

……まあ、半分に折れば入るので、名刺入れで代用していたときよりは便利だから問題ない。な、泣いてなんか、い、いないのだ!

そうそう、先日遊びに来た妹に「お財布、変えた!」と見せたところ、「え、ピンク!?キャラじゃなくない?なにかあったの?」と、目を丸くされた。ロゴが目立ちにくいことと、ダークトーンの服や持ちものの中で見つけやすいこと以外、これといってなにもない。風水?ピンクは恋愛運に効くだなんて、信用してはいないぞ!(金運=イエローが、そうでもなさすぎたゆえである)

いいのだ。たとえ、バレンシアガのイエローを選んでいたとしたとて、「え、バレンシアガなの!?」と言われていたのは間違いない。これでいいのだ!(くそう)

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