どどまるくんが言いたかったこと

「どどまるくんの小道」について解説

ある人が私に言った言葉があります。

意味を外に求めすぎると、必ず真実を見失う

その人とは今は関係を断絶しています。
私は彼女に、どどまるくんと同じことをしてしまった。

傷ついた彼女は、二度と私を許すことはないと思います。
でも今、振り返って、その言葉の意味と、
それを言ってくれた彼女の誠意に気づくのです。
彼女とは二度と交流することはないでしょうけども、
ここで、これだけは言わせてください。

ありがとう、ごめんなさい と…

私は、今も昔も無知蒙昧な小さな人間です。
星の理も、知れば知るほど、やればやるほど、
その大きさ、広さに打ちのめされます。
読みきれないこと、わからないこと、あとで気づくこと、
頭を抱えること、身悶えること… 今でもいっぱいあります。

そして星が描くそのかたちには
時として、あまりにも赤裸々な時もあります。
いわば、その人を全裸にしてしまうものです。
だからこそそれを鑑定する時は、
それを十分に考慮する必要もありますし、
慎重になる必要があります。

また
それがたとえ事実だとしても、それは星の理という
いち角度でしかありません
星の理は範囲が広く、
一部天体の関係性で吉凶を見ることは非常に危険です。
なぜなら該当者が多すぎるからです。
厳しい結果が出てもフォロー出来ない人も出てきます
混乱させてしまうこともあるかもしれません。

星の理は、この現世には特に必要のないものです。
科学で明らかに出来なかった占星術は、
昔ひとつだった天文学から切り落とされてしまいました。
それでも私達が星の理に魅せられるのは、
11ハウスまでの「社会通念」から外れた、
12ハウスの「隠された混沌」の理に、可能性を感じるからでしょう

混沌に顔を描けば混沌は死んでしまう という言葉があります
オカルトはオカルトのままでなければ、意味がないのかもしれません。
おもしろいことですが
人智を超えた混沌を求めるという一面も
人にはあるということなのでしょうか

しかし、だからといって
星の理はじめとした「占い」が
社会通念をも凌駕するということは
この世に生きる私達にとってはありえないことです。
混沌の道を歩む私達にとって いちばん大切なことは
社会通念も、混沌と同じくらい尊重することではないでしょうか

ましてや、人の命を鑑定する者として
その意味とその重さを理解しないまま
あたかもコマのように扱うということは
決して、やってはならないことです

厳しい荒波を乗り越えて進む旅人たち…
現世を生きる人達にとって必要な道具はたくさんあります。
占いは、そのうちの一つでしかありません。
それを決して忘れず、
クライエントの立場にたち
その人にとって一番大切な答えを紡ぎ出すこと
それが、占い師には求められると、私は考えています。


※補足

「どどまるくんの小道」と解説についてですが
これは、ある人のツイートが発端になっています
各人のスタンスの違いもありますし
その人自身に私から積極的にアクションするつもりはありませんが
私も近しい体験で悩んだこともありますし
「星読み」研究をしたい!という欲求は本当にわかるのです。
と同時に、それに対してお怒りになる人の気持ちもわかります。


なので、私の失敗をもとに、童話風の話を書いてみました。
あくまでも「私の小道」として、読んでいただけますと幸いです。

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