見出し画像

カメラワンに俺はなる!

ということで、カメラの基礎知識をまとめてみたいと思います

大体 撮影するモードは カメラにお任せの AUTOや プログラムモード(P)で撮っている方も少なくないと思います。

でも ちょっと時間もできてきたので 他のモードでも撮ってみたいニャー でも よくわからんというそこのあなた。ご利用いただきたいと思います。

1「絞り」と「シャッタースピード」
 撮影するとき、基本は「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせを決めることにあります。


 この関係を説明するのに、たいていの場合、「バケツに水をためる」たとえで説明されます。
 例えば風景写真の場合、この風景を画像として残すには、適切な一定量の光が必要となります。


 この光を水に置き換えて考えてみます。
 必要な量の水をバケツにためるには、二つの要素があります
 極端に言うと 蛇口をあまり開かずに 長時間かけてためるやり方
        蛇口を大きく開いて 短時間でためるやり方
 この蛇口が「絞り」 時間が「シャッタースピード(シャッターを開けている時間)」になります。
 このことから、もう一つのことがわかります。ためる水の量がわかっているとき、一つの要素が決めれば、もう一方の要素が決まります
 一定量の水をためるとき
 蛇口の開け方を決めれば 水を出している時間は自然と決まります
 水を出している時間を決めれば どのくらいの蛇口の開け方がいいか決まります。

カメラのノート-5

 この関係を抑えていただいたところで、話を「水」のたとえ話から、実際の「光」の話に戻します。

 一定量の光は、通常カメラの中に入ってくる光を感知して、計算されるようになっています。

 で ここまでお読みになった方は、一定の光量もカメラがやってくれるし、なんで絞りとシャッタースピードを選ぶんですか?適当でいいじゃんとなります。

2「絞り」の効果

 実は、絞り(蛇口の開け方)をどれくらいにするかで変わってくるところがあるんですよ奥さん!

 それが「ボケみちゃん」です。難しい言い方をすると「被写界深度」がちがうんです。
 レンズの設計上、実際にピントが合う点は1点なのですが、ピントが合っているように見える範囲があります。
 例えば下の図をご覧ください。
 金太郎さん(場合によっては坂田金時でも可)が10人(本当は9人と1頭)並んでいるとします。

名称未設定のノート-2


 金太郎4号にピントを合わせたとき
 絞りを絞った状況のときは 金太郎2号から金太郎8号まではくっきり写って見えます。

名称未設定のノート-4


 絞りを開けた状況のときは 金太郎3号から金太郎6号まではくっきり写って見えます。

名称未設定のノート-3


 逆に言うと、それ以外はボケます。(「ゆき子さん ばんめしゃー まだかのう?」「さっき食べたデショ!」みたいな)


 このボケみは、被写体との距離や、レンズの種類(焦点距離)によっても違ってきますが、それこそ話がぼけてしまうので、その点はとりあえずおいておきます。


 もう一つの性質として、
 ピントが合ったように見える範囲(被写界深度)は手前に狭く、奥に広い(実際は手前に浅く、奥に深い表現します)というものがあります。

 で、この「絞り」の効果をどのように使うかは、撮影する人の自由ですが、典型的には「写したい対象を」際立たせるために、周りをぼかすという風に使ったりします。(そんな時は、絞りを広くします(いわゆる開放))

 そこで、話の初めに戻るのですが、「絞り」が決まれば、「シャッタースピード」が決まります。「絞り」を絞れば(つまり蛇口を細くすれば)、「シャッタースピード」(つまり光をためている時間)は長くなりますので、手振れなどしないような対策(実際は三脚を使うなど)が必要になります。

3 シャッタースピードの効果

 一方「シャッタースピード」をメインに決めるやり方もあります。
 例えば、「風にそよぐ柳の枝の動きを表現したい」「お父さんのひよひよの髪の毛が風に舞い上がるさまを表現したい」「滝や川の水の流れを表現したい」という時 どんな風に写したいかで、「シャッタースピード」を選択することになります

 ここら辺を踏まえて、
 「絞り優先」モードは、「絞り」を撮影者が決めて、「シャッタースピード」はカメラにお任せ

 「シャッタースピード優先」モードは、「シャッタースピード」を撮影者が決めて、「絞り」はカメラにお任せ

 という各モードで お楽しみいただけたらなぁと存じます。(存じー北京が現場からお伝えいたしました)

 露出補正(別に脱ぐ割合を調整するわけじゃない)は気まぐれに書きたいと思います。

ちゃお!

 


 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?