中小スピ界隈事業の個人事業主さんの会計・税務の勘所

はじめに

 今まで スピ界隈(そういう表現が気に入らない方には申し訳ない限りですが)の方たちと、お話をする機会に恵まれてきました。

 全員が全員ではありませんが、会計税務・表計算などなど、苦手に思っていらっしゃる方が多いことに気が付きました。(乙女座を敵視する陣営など)

 そこで、細かい手続きなどは別にして、「基本的な考え方」や「仕組み」を書いてみようかなと思いました。(この後動画版も作成予定です)

 細かい手続きや事案を書き出すと、それだけで読むのが嫌になるかもしれないので、できる限り日常の言葉を使って、説明していこうと思います(だから厳密に言うと違うよみたいな言葉遣いをすることもありますが、あえて日常にこだわります。)。

 細かい点や個別事案については、最寄りの税務署さんや会計事務所さんにご相談ください。

 また ここでは 「事業所得」を前提にしています(雑所得か?みたいなこともあるんですけど、そこに触れだすとまたわちゃわちゃしてしまうので)

1.まずは利益を計算することが目的

 税金(所得税)は利益(本当は所得という言葉です)に対してかかります

 で ルールでは、「その年1年間にあげた利益を計算して・報告して・税金を納めてね」ということになってます

 そこで次に大事なのは
・利益って何よ
・いつの(年の)利益なのよ
になります

2.利益って何よ

 利益(所得)= 収入 - 必要経費等

です。

 だから 利益を計算するには 
 その年の「収入」がいくらか
 その年の「必要経費」がいくらか
をつかめれば 計算できることになります

3.収入で気を付けること

 それは いつの(もっと言えば令和何年の)収入にすべきかということです

 何月何日の収入にあげるかというのが なぜ重要なのか

 それは その1年間にあげた利益を計算するからです。

 つまり この収入が 今年の収入にあげるべきなのか 来年の収入にあげるべきのか によって 利益の額が違ってくるからです。

 ここで「?」となりませんでした?
 収入なんだから 実際にお金が入ってきた時が 収入にあげるべきときじゃないの?

 するどい!

 じつは 税金の計算をするときの 収入の計上時期は ちょっと 違うので注意が必要です(売り上げの形態によってちょっと違います。以下典型的な例です)

 ・例えばタロットカードを売りました というケースを考えたとき 

 その代金を前もって受け取っていようが 後払いだろうが 収入に計上すべきタイミングは 「相手にブツを引き渡した日(一般的には発送した日)」となります

 ・また、セッションをして お金をいただくというケースを考えたとき

 その代金を前もって受け取っていようが 後払いだろうが 収入に計上すべきタイミングは 「セッションが終了した日」となります

 じゃぁ 複数回セッションという商品を販売していて 全6回〇〇円で 3回終了したら年末がきて のこり3回セッションは来年 みたいなのは どうするんだ?ということは 往々にしてあると思いますが 今回は概要をつかむのが目的なので 逃げます

 収入の場合は 金額は 一般的(直観的)な考えの 売上ともいえるので いつの収入かあたりに注意すれば 大きな問題にはならないと 思います(それでも心配な場合は 専門家等にご相談くださいね)

次回は必要経費等にいきます



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