[香港]「米国企業の香港でのビジネス環境が中国並みに悪化」 米国駐香港総領事が警鐘

[香港]「米国企業の香港でのビジネス環境が中国並みに悪化」 米国駐香港総領事が警鐘
→米国のハンスコム・スミス駐香港総領事は6日、「米国企業は香港でのビジネスにおいて、中国でのそれによく似たリスクに直面している」と、香港のビジネス環境の悪化を訴えた。
→スミス総領事はワシントンに本拠地を持つシンクタンク戦略国際問題研究所とのオンラインシンポジウムの席上で、「北京当局によって50年不変の自治を約束されたはずだったが、25年が過ぎたばかりの時点で、以前中国において持たれていたビジネスや法リスクへの懸念が香港でますます顕在化している」と述べた。また、「「香港国家安全維持法」(以下、国家安全法)と、中国政府及び香港政府の採る措置によって、彼らの職員に悪影響を与える可能性もある」とし、特に「金融、法令遵守、データセキュリティ、業務及び名声」の分野を上げた。そして、「このままこのような状況が続けば、香港のビジネスハブとしての強みは削られていくだろう」と警告している。
→その一方で、同総領事は「アメリカは香港の成功を望んでいることを強調したい」とし、「香港が再び繁栄を取り戻すためには、北京当局は香港の自治を維持するというもとからの約束を守る必要がある」と述べた。

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