北方領土は話し合いでは解決しない

■話し合いを求めた結果
 北方領土問題で丸山穂高議員は批判された。批判者は戦争ではなく話し合いで北方領土問題を解決すべきだと主張した。現実は丸山穂高議員の主張が正しいことを示している。批判者は国際社会の現実を知らないか、知っていてロシア有利になるようにしている。

択捉島訪問のロシア首相、「自国の領土」と強調 日本は抗議
https://www.afpbb.com/articles/-/3238220

■国際社会の現実
 国際社会の現実は軍事を背景にした外交。だから政治の延長に戦争が有り、戦争も政治の一つ。これが現実なのだ。下記コラムで説明しているので読んで頂ければ幸い。

コラム:丸山穂高議員への批判者が知らない、国際社会における領土問題の現実とは
https://www.sejp.net/archives/3225

 日本は北方領土をサンフランシスコ講和条約で放棄したのは事実。だが帰属先は決まっていない。さらにソ連とロシアは国家体制が異なるので、今のロシアはソ連とは無関係。日本の政治家や知識人は、これらのことを武器にして外交交渉していない。だから北方領土は日本に戻らない。

 国際社会の国境は既成事実で成立する。国境に法的根拠は無く、日本側が法律論で北方領土問題を解決することは不可能。日本側が北方領土は日本の領土とする証拠を世界に出しても、実効支配が判断基準になる。これは尖閣諸島・竹島も同じ。

 「国土・国境は実効支配している国の物になる。これが国際社会の現実」

 丸山穂高議員を批判する者は、このことを知っているのか?知っているなら悪意の有る反日活動。見た目は穏健だが、話し合いの継続で北方領土は自動的にロシアの領土になる。だから話し合いの継続を追求する。

 これは尖閣諸島・竹島も同じ。話し合いを継続すれば、実効支配している国の領土になる。この現実を多くの人が理解すべきだ。

■ロシアの真意
 ロシアは北方領土を日本に帰す気は無い。むしろ北方領土は日本の領土だと主張している。丸山穂高議員を批判した者は、ロシアの言葉を批判できるのか?話し合いを求めた結果、北方領土はロシアの領土だと発言した。日本を嫌いロシアを愛する者達には最高の結果だろう。

■国際社会を見よ
 日本人の多くが日本独自の基準で思考している。国際社会の現実を見て領土問題を見るべきなのだ。改めて下記コラムを読んでから北方領土・尖閣諸島・竹島を見るべきだ。

択捉島訪問のロシア首相、「自国の領土」と強調 日本は抗議
https://www.afpbb.com/articles/-/3238220

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