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少林寺を否定する第二の文化大革命

■少林寺の伝統が消える
 中国共産党は伝統を受け継ぐ少林寺も歴史から消そうとしている。少林寺は中国武術の象徴。少林寺が受け継ぐ伝統を根底から否定し、中国人の価値観を消す悪行ではないか。

少林寺の武術学校が中国政府の取り締まりの標的になる
https://jp.bitterwinter.org/martial-arts-schools-forced-to-take-red-road/?fbclid=IwAR3mdNr-rUrcHLQFGYKhZSLDXD5mdcgacii6Fcnq-f_O3XLEOi1_OkGqnJU

■易姓革命を怖れる中国共産党
 銃器の発達した現代では武術の価値は低下した。軍隊・警察で使われているとしても銃弾に薙ぎ払われる。敵兵と接近した時に備えて学ぶだけ。銃器を持つ治安部隊と槍で戦える時代ではない。

 中国共産党が恐れているのは武術ではない。中国共産党は人を集めることができる伝統が怖いのだ。伝統は命令しなくても人を集める力を持っている。命令されなくても自らの意思で動く力を持っている。

 少林寺で武術を学びたい若者が集まる。中国共産党はこれだけで怖いのだ。何故なら人が集まると易姓革命の種になる。少林寺の指導者が中国共産党打倒を口にすれば、学ぶ者たちが中国共産党を打倒するために動くと考えている。

■敵意が無くても
 少林寺の指導者に中国共産党に敵意が無くても、中国共産党は人を集める少林寺を怖れる。少林寺の指導者が中国共産党に従っても、中国共産党は人が集まるだけで信用しない。だから中国共産党に従っても無意味だ。

■イデオロギーに置き換える
 中国共産党は少林寺の指導者が従っても信用しない。中国共産党は少林寺を社会主義・共産主義に置き換える。これは少林寺の伝統否定。中国共産党に従う教育が第一であり、己を見つめ修行することを否定する。

■第二の文化大革命
 中国共産党は第二の文化大革命を実行している。伝統を否定しながら易姓革命の伝統を否定していない。何故なら中国共産党は易姓革命の伝統を認めている。だから易姓革命の種を怖れる。易姓革命は人を集まることで始まっている。だから中国共産党は第二の文化大革命で伝統を否定する。

 これはチベット・ウイグル・法輪功・キリスト教なども同じ。人を集める組織だから中国共産党は怖れる。だから第二の文化大革命で伝統を破壊される。

■拡大する伝統否定
 第二の文化大革命では人間を可能な限り殺さない。前回の文化大革命では人を殺しすぎた。だから黒歴史となり中国共産党の印象を悪くする。第二の文化大革命では可能な限り人を殺さず、人間が信じる伝統否定を優先したのだろう。

 国際社会も人が死ねば批判する。だが伝統否定ならば批判は少ない。実際に国際社会の批判は少ないではないか。

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