J1第13節 vs名古屋 マッチレビュー 『トンネルを抜けた先』


こんにちは。わらびです。

公式戦6戦勝ち無し、令和ノーゴール、そして前節の5失点。非常に苦しい5月を過ごしている松本山雅。今節は、アウェイで2位名古屋と対戦しました。

『ホームでのリーグ戦では全勝かつ失点ゼロの2位名古屋』vs『絶不調・13位松本』。グランパスさんからすれば絶対に落とせない、勝ちがノルマの試合だったはずです。それではレビュー行きますか(悪い顔)。

基本システム

夢スコ大敗から1週間。松本のメンバー変更は1点のみ。パウリーニョに代わって藤田息吹がボランチに入る。

「あの試合の後ならもっと変えても.....」派に対する監督の回答がこちら。

反町監督「本当ならば鹿島に0-5でやられているわけですから、半分くらい替えてもいいんじゃないかと思っている人もいると思います。でも、それも違うと思うんですよね。彼らがピッチ上で感じたことを、もう一回ピッチ上で返さないといけない。

考え方は人それぞれ。町田也真人、山本龍平の負傷で選択肢が狭まったのも多少は影響したかもしれない。


一方の名古屋。等々力での『トランジション頂上決戦』からの変更は2点。

ルヴァン杯で大エース・ジョーが負傷退場。注目の代役は赤﨑秀平。第4節以来およそ2ヶ月振りのリーグ戦先発となった。

前節スーパーミドルを叩き込んだマテウスもベンチスタート。3試合振りに和泉竜司が左SHで先発した。ベンチに相馬勇紀、マテウス、榎本大輝、前田直輝が控える意味のわからないメンバーである。

『試合前情報』でも触れた通り、今季の名古屋のわらび的注目は両SB。状況によって立ち位置を変えるここを誰が見るのか、どう受け渡すのかは注目だった。あと、宮原和也さんはやっぱりイケメン。爽やかすぎる。あんなのズルい。

名古屋のボール保持

ボールを持ちたがる名古屋とボールを持ちたがらない松本。誰しもが想像出来るように、ボールを握ったのは名古屋だった。名古屋のビルドアップから見ていきたい。

CB+ボランチの2-2でビルドアップを開始する名古屋。起点となるのは常にボランチの2枚、米本拓司とジョアン・シミッチだ。CBのボールタッチはそれほど多くない。

SHと2トップのポジショニングは流動的。長谷川と赤﨑の最前線は落ちてきてボールを受けるシーンも多かった。特に長谷川。

対する松本。CB2枚に対しては基本的に無関心。ジョーの居ない前線なら、むしろウェルカム・ロングボールぐらいの感じ。


『5-4撤退』と『5-2-3プレッシング』を使い分ける今季の松本。対4バックでは、「シャドーの相手SBを見る意識」が強過ぎて撤退の時間が長くなりすぎるという課題も見せていた。別に引いて守ってくれて構わないけれど、問題なのはカウンターが発動しないこと。5月頭のセレッソ戦ではそれが顕著に表れていた。レビューはこちら(宣伝)。

松本の目指す「対4バック守備」の形の1つがこちら。WBを押し出して4バック化してしまう形。第9節東京戦のレビューから引用する。

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(東京の4バックに対して)ボールサイドのWBが前に出る『擬似的4バック』とでも言うような形で対応した。これは松本が対4バックでよくやる方法。逆サイドのシャドーが落ちて、ハッキリと4-4-2のようになる形も多かった。

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今節に話を戻そう。ボールを握って攻めたがる名古屋は、SBもある程度高い位置を取ってくる。実はこれ、松本側からすればやりやすいのかもしれない。

理由は単純。WBが相手SBを捕まえやすいから。だって近いんだもん。わざわざ寄ってきてくれるなら、こちらとしても小さなスライドで対応できる。好都合だ。

先制ゴールに繋がったロングカウンターも、大然がハーフラインちょい手前で受けるシーンから始まる。『カウンターこそ正義、カウンターこそ至高』のこのチームにおいて、シャドーとWBの守備タスクの切り替えは意外と重要なのかもしれない。そんなことを感じさせた。

松本のボール保持

はい。特に書くこと無し。だってボール持たないんだもん。

たまにボールを持ったと思えば、その中心にいるのは常に宮阪政樹である。彼の進化が止まらない。そろそろチームの心臓と呼んでも過言では無いと思う。

ビルドアップの『出口』を失った名古屋

いつもの名古屋にあって、この日の名古屋に無かったもの。昨季のリーグ得点王、ジョーである。彼の存在は極めて大きい。というより、大きかった。

名古屋のビルドアップの目指す最終ポイントはジョーである。と思っている。いわゆる『ビルドアップの出口』。

名古屋の攻撃は、後ろからのフィードをジョーが落として始まる事も多い。前節のマテウスのゴールもそれ。彼の周りで衛星的に仕事が出来るのがシャビエルであり長谷川であり、赤﨑だってどちらかと言えばそっちのタイプだろう。「ジョーのポストありき」でチームが構成されている。のは言い過ぎだと思うが、それだけ彼が絶対的な存在である。

彼はなんでも出来てしまう。なんでも出来てしまう故に、不在時のダメージが大きすぎる。昨季通してリーグ戦の欠場はたったの1試合だったエース・ジョー。長期離脱はチームにとって大きな痛手となるかもしれない。

前田直輝vs中美慶哉

後半頭から赤﨑に代えて投入された前田直輝。15シーズンに1年間、昨季も半年間在籍した松本との古巣戦だった。

古巣をホームに迎えての試合で1点ビハインド。後半スタートからの投入。誰でも気持ちは入るはずだ。まして、前田直輝という男である。燃えないはずが無い。


風間八宏体制3年目の名古屋。個人的な印象になるが、ファイナルサードでの崩し・ゴールへの持って行き方は、ある程度「選手個人任せ」なところがあると思う。それが良いとか悪いとかでは無くて。少なくともこの試合ではそう見えた。

そうなった時に前田直輝という存在は脅威とかのレベルでは無い。1vs1で剥がす、抜き去る能力に関してはJでもトップレベル。ましてこちらのマッチアップは中美慶哉である。

結論としてはズタズタにされた。言葉通りズタズタのメタメタに。DAZNの監督インタビューであった通り、「直輝が外してくれたから勝てた。」と言っても過言ではない。


最後に1つ、前田直輝さんには本当に頑張って欲しい。純粋な応援。レンタルだろうと、完全で取ったら半年で出て行かれようと、「松本が育てた」って大声で叫びたい。頑張れ。

雑感

勝ちました。やっと。令和初勝利です。長かったですね。

太郎に結果が出たのも嬉しい要素です。ここからの量産に期待したいところ。目指せ2桁。

6月は清水、仙台と負けられない試合が続きます。それもホームで。恐らく残留を争う事になるであろう相手。確実に勝ち点をもぎ取りたいところです。

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金曜日になってしまいました。今夜は金Jです。更新が遅くなった事をお詫び申し上げます。

名古屋側のレビューみたいになってしまいました。それも小学生の感想文以下のクオリティ。時間が無いとはいえもう少しまともに書けたらなぁと日々思ってます。思ってるだけで中々成長しないのが悲しいところですが。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。



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わらび

松本山雅FC[2019]

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