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可愛さが溢れすぎている妹からの、妹へのアイラブユー。

ひ:やだ〜!お兄ちゃんと遊ぶの〜!!

〇:そうは言ってもなぁ。。

ひ:いいじゃん!!ひかるは遊びたいのっ!

〇:えぇ、じゃあ、俺以外の誰かと、、


ひ:いやだ!いやだ!お兄ちゃんがいいっ!お兄ちゃんじゃなきゃ、い・や・だ・っ・!


んー、、困ったな。。

なぜ、こんなにもひかるがわがまま状態になってるかというと

遡ること1時間前…


・・・


休日なのに、早く目覚めてしまった。

2度寝の誘惑に負けそうになり、もう1度夢の、、


ひ:お兄ちゃ〜ん!!おーはよっ!


ドアが開く音、ひかるの朝とは思えないほどの大きな声…これはもう寝れな…

そんなことを考えてると、



ひかるに毛布を…はがされてしまった。

あ、僕の二度寝が遠ざかっていく。。

ひ:あれ、起きてるっ!早起きだね〜笑

〇:おはよ、ひかる…

ひ:おはよっ!一緒に下降りよっ!

〇:うん、そうしよっか…

ひ:あ、お兄ちゃん寝癖ついてる〜!

ひかるは小3だから、高校生の僕と比べたら

少しの、いや、かなりの身長差はある。

だからか、頭を撫でやすい。

とても嬉しそうなひかるの笑顔を見ながら

一緒に、下に降りた。


・・・


母:あら、2人とも早いわね

〇:ひかるに起こされたんです…

母:そう。ひかるは嬉しそうだけどね

ひ:もちろんっ!朝からお兄ちゃんといれてしあわせ〜

あどけない自然な笑顔で

嬉しすぎる、可愛いことを言ってます。

こんなに可愛い妹がいる僕も幸せです。


母:ほんと仲良いわね。じゃあ私、仕事行ってくるから。ひかるの事頼んだからね

〇:ん、いってら〜

ひ:っしゃいっ!

〇:お、ナイスつけたし

ひ:へへっ笑  やった、お兄ちゃんに褒〜められたっ!

うん、朝からほんとにかわいすぎるよ…?

これからは、もっと沢山褒めまくろうかな。


・・・


今日は、なにしよっかな。

…あ、課題やんないと。

どうにか、やらない方法ないのかな。。


はぁ、ないか。

ひ:お兄ちゃんは今日、なにするの?

〇:勉強かな

ひ:え〜…!明日じゃだめ?

〇:んー…結構量あるから厳しいかな

ひ:うん…そうだよね。。勉強、がんばってね。。

俯きながら、唇を尖らせているからか

すごい寂しそうな、雰囲気を醸し出していた。


〇:ひかるは今日なにするの?

ひ: …もうできないもん。。

〇:えっ?

ひ: ……お兄ちゃんと遊びたかった。。


なんですか、このとても可愛い妹は。

でも、もう少しで兄離れとかしちゃうのかな。

そう思うと少し寂しさを感じた。

ひ:でも、やっぱ…お兄ちゃんと…あそび…たい…な…?

〇:あぁ…でもなぁ…

ひ:んー!あそぶのっ!あそびたいあそびたいっ!

〇:いやぁ…

ひ:いやだー!!!お兄ちゃんあそぼっ!!ねっ?

〇:勉強という大きな予定がなぁ…

ひ:勉強より、ひかるにしてっ!!



・・・


で、まぁ、今に至るんですけど。。

遊びたいひかると

課題を進めたい僕。

この言い合いが、なんだかんだ続いてしまって。。


ひ:もう口が疲れた。。そんなに遊ぶのいや…?

〇:嫌ではないんだけど、、

ひ:もう…あ、じゃあ!


〇:うわっ!え、ちょ、ひかる、?

いきなり僕に飛びついてきました。

左腕からお腹に手を回して

これは…ハグ、だな。

ひ:じゃあ今日はお兄ちゃんから離れない!

〇:えぇ、?それは困るなぁ。。

ひ:離れないもんっ!遊べなくても、お兄ちゃんに今日はくっつくもんっ!!

こういう時の、ひかるは

ほんとに離れてくれない。

意外と頑固なところがあるのも可愛い。


〇:えぇ、でも課題やんないとだから

ひ:いいよ?課題やってるの見てるっ!

〇:楽しくないよ?

ひ:それは、ひかるが決めることで〜す!

生意気だなぁ、笑

まぁ、そんなところもかわいいけど。


・・・


課題を持ってきて、徐々に進めていった。

左手は使えないけど

右手があれば、書けないこともない。

ひかるはというと、、


ひ:ふんふーん!ほぉほぉ、へぇ〜!

と、相槌を打ちながら

一緒に勉強してる……


のかな…?

ひ:これは、なんていう勉強なの?

〇:英語だよ

ひ:ふーん。見たことない言葉ばっかり〜

まだ、そんな英語やってないのか。

えーっと、ここの日本訳は…

ひ:あ、お兄ちゃんっ!

〇:ん?

ひ:これ、なんて読むの?

ひかるが指を指してたのは


"I love you."


〇:あー、君を愛してる。って意味だよ

ひ:愛してる?

〇:んー、好きの上!あ、でも、違うのかな。

ひ:じゃあ


ひ:お兄ちゃん、アイラブユーっ!



〇:へっ?

ひ:お兄ちゃんは、好きよりもっと好きだからアイラブユーっ!って事っ!

え、もう、ほんとに、うちの妹可愛すぎない…?!

そんなに綺麗な瞳で、嘘ついてません!

みたいな顔で言われちゃったら、もう、、

お母さん、妹を産んでくれてありがとう。



ひ:お兄ちゃんは、ひかるの事アイラブユーっ?

〇:もちろん、好きだよ

ひ:好きなだけ?愛してくれてないの?

〇:えっ?

ひ:お兄ちゃんはひかるの事、愛してくれてないの?

〇:え、そうじゃな、

ひ:いやだっ!アイラブユーっ!って言って!!

〇:好き、だよ、?

ひ:好きじゃいや!!アイラブユーっ!がいいのっ!!ア・イ・ラ・ブ・ユ・ー・っ・!はいっ!!


えぇ、人生で一回も言ったことないからな、、

最初が妹か、、

ちょっとシスコンっぽくなりすぎるというか、、

ひ:お兄ちゃんはひかるの事、愛してくれてないんだね。。

〇:え、ちがうちがう!

ひ:もういいもん…ひかるよりもっともっと好きな人いるんだね。。

〇:違うよ!ちゃんとひかるが1番好きだから。

ひ:でも…アイラブユーって言ってくれないじゃん…

そんなに言って欲しいのか、、

よっぽど好きでいてくれたんだな、、


〇:ひかる、アイラブユー


ひ:えっ…今、アイラブユーって、、

〇:うん、言ったよ

ひ:えっ!もう1回っ!

〇:ひかる、アイラブユー

ひ:えへへ笑   お兄ちゃん!アイラブユーーーっっ!

〇:これ結構、恥ずかしいね。笑

ひ:あ、嬉しいんだっ!もっと言ってあげるっ!アイラーーブユーーっっ!!!


もう課題の事は忘れて

妹と一緒に遊ぶことにしました。

ほんとに、、シスコンになっちゃったな。。


ひ:お兄ちゃんアイラブユーっ!!


いや、シスコンでも、ひかるがいるならいっか。笑

やっぱり僕の妹は、可愛い。

そして、大好き、、いや、

心からのアイラブユーです。

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