見出し画像

彼女も妹も好きなのは浮気に入りますか?

??:〇〇君、朝だよ?起きて!

〇:天、わかったから早く降りて、、

??:天?誰?え、浮気してるの、、?

朝から何言ってんだよ、、

??:お兄ちゃーん!起きてー!

 ほら、やっぱり天じゃん、、

??:あなた誰?まさか〇〇の浮気相手?

あれ、声が2つある、、

なんだこの夢。頭がこんがらがりそうだ

??:浮気相手?何言ってるの?てか、誰!?

??:私は〇〇の彼女です。あなたは?

ん、?彼女、?

??:私は〇〇の妹です。 え、彼女、、?

うん、妹は分かる。

なんだこの状況。夢・現実どちらなんだ?

??:お兄ちゃん、いつまで寝てるつもり!?

??:そうだよ!学校遅刻するよ?

〇:まじ、、起きるか、、

まだ寝たいと言っている体を起こし

目をこすりながら開けると

〇:、、なんで"麗奈"がいるの、?

麗:〇〇に会いたくなったから来ちゃった!

〇:"天"先に下降りてていいよ

天:わかった。早く降りてきてね!


〇:で、なんで部屋にいるの?

麗:だから、会いたくなったの!

〇:電話かなんかで教えてよ、、

麗:あ、ほら!もうこんな時間だよ!

〇:え、やば!もう家出る時間じゃん!

急いで準備して家を出た。

〇:いってきます!

母:ちょっとお弁当!

母の声は聞こえていないようで、家を出てしまった

母:ちょっと天!これ〇〇のお弁当、渡しといて

天:うん、わかった。いってきます!


______


〇:なんで3人で登校してんの、?

天:私は妹だし。別に良くない?

麗:麗奈も彼女なので、普通だよ?

天:ほんとに〇〇の彼女なの、?

〇:うん、今年の春から付き合い始めてる

天:、、言ってくれても良かったのに。

〇:ん?なんか言った?

天:なんでもない!邪魔したら悪いから先いくね!


〇:変に気使わなくていいのに、、

麗:天ちゃん、〇〇君の事好きだったのかもね

〇:は!?天は妹だよ!?

麗:まあ、どんな好きか麗奈はわかんないけどね!

どういうことだよ、、

麗:今週どこ遊びに行く?

〇:そうだな、映画とかは?

麗:いいね!私チョコのポップコーン食べたいな

〇:チョコ味なんてあったっけな、?


______


午前の授業が終わり、お昼休みになった。

いつも麗奈と一緒に食べてるからお弁当を持って
屋上に行こうとしたけど

お弁当が見当たらない。

今から購買に行っても完売だと思う。

今回はお昼抜きか、、

何も持たず屋上に向かってたら、天とばったり会った

〇:あれ、教室こっちだっけ?

天:違うけど、はいこれ。

天が持ってたのは俺のお弁当だった。

〇:あれ、持ってきてくれたの!?

天:うん。じゃあまたね

〇:あ、まって。今日一緒に帰らない?

天:ごめん、今日は1人で帰りたい

〇:そっか、じゃあまたね

天があんなに元気ないの初めて見たな、、


麗:天ちゃんってあんな静かだったっけ?

〇:うわ!びっくりした、、

麗:そんな驚かないでよ!麗奈がお化けみたいじゃん!

誰でも後ろから声かけられたら驚くわ、、

〇:初めて見たよ。天があんなに静かなの

麗:お誘いも断られてたからね

〇:え、なんで知ってんの?

麗:初めから全部聞こえてたよ?

なんでだ、、ほんとにお化けなのか、、?


〇:こういう時ってどうすれば仲直りできるかな?

麗:麗奈に聞かないでよ!

〇:お願い!麗奈しか相談できる人いないんだよ

麗:んー、、ちゃんと話すのが1番じゃない?

でも、お誘いも断られたし、、

どうにかしてちゃんと話さないとな

麗:映画の前に駅前でチョコ買っていきたい!

〇:いきなりだな笑 それもしよっか

麗:やったぁ!


______

午後の授業も終わって放課後になった。

麗奈と一緒に帰って、家に着いた。

玄関には天の靴もある。家にはいるみたいだ。


天の部屋の前に来て、ドア越しに話しかけた。

〇:天、部屋にいる?

天:いるよ

〇:入ってもいい?

天:だめ。絶対入ってこないで

〇:わかった。じゃあドア越しだけど話聞いてくれない?

天:いいよ。


〇:ドア越しに話すのいつぶりだろうな

天:私が中一の時に喧嘩して以来だよ

〇:最近喧嘩もしてないよな

天:もう高校生だし

〇:それもそうだな笑


〇:ごめん。彼女いること言ってなくて

天:別に怒ってないし。

〇:天が良ければさ、麗奈と仲良くしてくれないかな?

天:なんで、、?

〇:これから家に来ることも増えるだろうし、天とも会う回数も多くなるだろうし

天:私の気持ち何も知らないくせに、、

ドア越しの沈黙が流れた。


〇:、、麗奈から聞いたんだけどさ、

〇:天が俺のこと好き。って、ほんと、?


天:、、なにいってんの?!

〇:あの、ほんとに、勘違いなら、ごめん!

〇:違うなら違う!って言って欲しい!違うって言われても傷つくけど、、いや、傷つかない!
だから、、教えてくれないかな、、?


〇:なんて言われても、天は俺の大切な妹だから。


天:やっぱお兄ちゃんはお兄ちゃんだね、笑

〇:え、?

ドアが開いて天が出てきてくれた。

天:私がお兄ちゃんの事好きだったらどうするの?

〇:どうするって、、んー、、どうしよ、、


天:好きだよ。


〇:え、それって、、家族として、?

天:ううん。恋愛として

〇:え、、?


天:なんちゃって!

〇:、え?

天:でも、ほんとに好きだよ。お兄ちゃんのこと。

〇:ありがとう。俺も好きだよ。


天:よし、麗奈さんに言ってこよーっと!

〇:え、なにを?

天:お兄ちゃんに、好きって言われた!って

〇:だめだめ!勘違いされるって!

天:私は勘違いされてもいいよ?

〇:なんだよそれ、笑


天:私お腹すいた!なんか食べたい!

〇:たまには自分で作ったら?

天:いいじゃん。お兄ちゃんの手料理好きなんだし

〇:あ、そうだ。一緒に作ってみる?

天:それいいかも!そうしよ!

〇:じゃあ材料買いに行くか

天:うん!行くぞー!笑

〇:おー!笑

やっぱ天は笑顔が1番だな笑


麗:天ちゃんに好きって言ったの!?ほんとに浮気相手かも!後で、〇〇君に説教しなきゃ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?